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はこだて国際科学祭2016 企画展
「海を食べよう」3つの海が育むもの。
−海と日本プロジェクト−

2016.09.06

メインテーマは「食」。津軽海峡を中心とする食文化圏に焦点をあてた企画展を通じて、道南地域の食を「海」の視点から考える。

日程
8月20日(土)— 28日(日)

開催場所
五稜郭タワー アトリウム(函館市五稜郭町43-9)

主催
サイエンス・サポート函館

共催
北海道大学大学院水産科学研究院

協賛
函館商工会議所、ホンダカーズ南北海道(株)、イシオ食品(株)、函館環境衛生(株)、(株)花びしホテル、(株)トーショウビルサービス、ソニーPCL(株)、佐藤木材工業(株)、(株)エスイーシー、函館山ロープウェイ(株)、(株)明電舎

協力
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

参加人数
1,000名

公立はこだて未来大学など函館市内の高等教育機関や有志らでつくる「サイエンス・サポート函館」(代表:美馬のゆり公立はこだて未来大学教授)。函館圏での科学コミュニケーション活動に取り組んでいるこの連携組織では、楽しみながら科学に触れてもらおうと、2009年から「はこだて国際科学祭」を開催しています。「環境」、「健康」、「食」を3本柱に据え、毎年、このうちの1つをメインテーマに取り上げ、3年で一巡。「食」がテーマとなる今年は、「海を食べよう」と題して、科学、歴史、食文化など幅広く函館エリアの食について再考。その特徴を20枚のパネルにまとめて展示しました(写真1、2)。

「海にはどこでも魚がいるのかな?」と題したパネルでは、植物プランクトンの指標となる、世界の海のクロロフィルaの分布状況を表示(写真3)。地表のおよそ70%も占めている海ですが、植物プランクトンや海水温などの影響を受ける漁場の範囲は限られ、植物プランクトンを豊富に含む親潮が流れ込んでいる北海道や東北の周辺海域は、世界有数の好漁場に恵まれています。また、函館の特産物でもあるスルメイカの回遊ルートや、和食を支えてきたコンブの生産現場の写真なども展示(写真4、5)。さらに、「食べものが捨てられていく」と題したパネルでは、食品ロスの現状について紹介しました(写真6)。
いずれも、写真やイラストを中心としたパネルで、パネル展の企画・運営を担当するサイエンス・サポート函館の谷口雅春さんの話では、「パッと見てわかりやすいように、解説文はできるだけ短めにして、ビジュアル効果を優先しました」とのこと。会場となった五稜郭タワーは、明治維新の際に戦場となった五稜郭の脇にあり、パネル展は、当時の大砲を展示している1階のアトリウムで開催。タワーの展望台からおりてきた人たちは、大砲の前で記念撮影をした後、パネルを見て函館の食文化を知ることができる流れで、20〜30代の女性やカップルが目立ちました(写真7)。
 ギャラリーに立ち寄る感覚で、函館の食について知識を得られるこのパネル展は、まさに、楽しみながら科学に触れられるイベントとなりました。

その他
配布資料
「『海を食べよう』3つの海が育むもの」リーフレット

メディア掲出
8月20日 FMいるか(イルカ号による中継)

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています