北海道大学の実験に参加!函館海洋センターバックヤード研修〜海と日本PROJECT〜

2017.08.25

北海道大学の実験に参加!函館海洋センターバックヤード研修は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。北海道大学大学院の教授の講義を受け、研究の流れを体験しました。

最先端の研究技術を知り実際に体験することで、次世代を担う中高生の「海とそこに生息する生き物」への興味・関心を高めます。イベント内では採材・分析・まとめという研究における一連の流れを体験し、またその成果を「海の宝アカデミックコンテスト2017」等の場で発表することを推奨します。

日程
7月22日(土)~ 23日(日)10:00~16:00「環境DNAって、何?」
7月29日(土)~ 30日(日)10:00~16:00「魚の卵を科学する!」

開催場所
函館市国際水産・海洋総合研究センター

参加人数
7月22日(土)~ 23日(日) 25名
7月29日(土)~ 30日(日) 47名

主催
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター

北海道大学大学院教授から学ぶ「環境DNAって、何?」
「海の宝をめぐる学びと体験 マリン・ラーニング(海と日本2017)」プロジェクトでは、渡島檜山近郊在住の中学・高校生を対象に「北海道大学の実験に参加!函館海洋センターバックヤード研修」を函館市国際水産・海洋総合研究センター(以下、海洋センター)において、2回に分けて実施しました。

1回目の1日目は「環境DNAって、何?〜水から魚の種類を見分けよう!〜」をテーマに、函館市内の中学校3校から5名の生徒が参加し、北海道大学大学院農学研究院の荒木仁志(あらき・ひとし)教授による講義および実験を実施しました。
まず、荒木教授が、環境DNAの紹介や分析のデモンストレーションを含めた講義を行いました。なお、本講義はサイエンスカフェとして一般市民にも公開し、25名の参加がありました。
午後には、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの宮下和士(みやした・かずし)教授によるバックヤードツアーが行われ、海洋センター内の水槽実験室で行われている様々な飼育実験等の紹介がありました。その後、荒木教授から環境DNA実験のための採水手順や採水した水の濾過方法などの説明がありました。参加者は海洋センター前に停泊している船の近くや、水槽実験室内の水槽など各々の興味に基づいた場所で採水作業を行いました。各自が採水した水に加えて、北海道の河川や湖、近海で採水された水を使って、濾過作業を行いました。参加者には実際の解析結果の例が配布され、表に示された様々な魚類に関して、自分の興味関心に基づいた調べ学習を行う宿題が与えられた後、1日目は解散となりました。
2日目は午前10時に再び海洋センターに集合し、環境DNAによって北海道の河川等で検出された魚類に関して、参加者がそれぞれ調べてきた内容を発表してもらいました。魚の生態に着目して調べてきた生徒もいれば、分布等に着目した生徒もおり、個性ある発表でした。
その後、荒木教授の指導学生である北海道大学大学院農学院博士課程の水本寛基(みずもと・ひろき)さんが、自身の研究テーマである幻の魚・イトウの生態や、環境DNAを用いた最新の研究状況に関する講義を行いました。最後に、宮下教授、荒木教授から挨拶があったのち、参加者にレポートとして感想文を書いてもらいました。






北海道大学大学院水産科学研究院の研究を体験!
第2回目は「魚の卵を科学する!〜魚の血液検査で、オスとメスが分かる?〜」をテーマに、函館市内の7名の中学生が参加し、北海道大学大学院水産科学研究院の平松尚志(ひらまつ・なおし)准教授による講義および実験を実施しました。
1日目の午前10時から海洋センターにて、平松准教授が魚の繁殖や雌雄判別方法に関する講義を行いました。講義の途中では、海洋センターの水槽実験室の見学も行われました。なお、本講義はサイエンスカフェとして一般市民にも公開し、47名の参加がありました。
午後から、参加者は実験室に移動し、まず始めに平松准教授から実験の趣旨とスケジュールの説明がありました。参加者は実験を行う二班(各3名、4名)に分かれ、各々にリーダー、記録係、写真係、発表係等の役割が割り当てられました。平松准教授と東藤孝(とうどう・たかし)准教授(北海道大学大学院水産科学研究院)から魚の血液採取のデモンストレーションがあった後、参加者一人一人にオショロコマの血液採取を体験してもらいました。その後、平松准教授の指導学生である北海道大学水産学部の藤澤宏樹(ふじさわ・ひろき)さんの説明のもと、参加者は魚体の測定や解剖・観察を行いました。実験に使用した魚は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター七飯淡水実験所の飼育個体を提供してもらいました。
2日目は午前10時に再び海洋センター内の実験室に集合し、前日に採取した血液の遠心分離操作や血清の観察によるオスメス判定を行いました。
午後には、班毎に今回の実験のまとめとして、5分程度のスライド発表をしてもらいました。最後に、平松准教授および宮下教授から「海の宝アカデミックコンテスト2017」の紹介と挨拶がありました。後日、参加者には各班の発表スライドと実験の様子の写真等の資料が配布されました。






参加者の声
・いろいろな体験が出来て楽しかったです。
・研究の方法や発想について知ることができ、自分の将来の進路について考えるきっかけになりました。

メディア掲出
7/12 北海道新聞
7/19 北海道新聞

<告知チラシ>

日本財団

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