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琵琶湖で学ぼう!地球環境の保全
~海と日本プロジェクト~【水草観察会 7/29】

2016.09.21

魚の産卵場として有効な役割を果たす水草。しかし、過剰な繁茂は航行の障害となるだけでなく、腐敗して悪臭を放つこともある。次世代を担う中学生が水草の種類や生育状況について実際に調べ、身近な環境をどうやって守るかを学習する。

日程
7月29日(金)13:00~16:00

開催場所
滋賀県大津市雄琴 OPAL および 琵琶湖

主催
特定非営利活動法人 びわ湖トラスト

後援
滋賀県教育委員会

協力
琵琶湖OPAL

参加人数
中学生13名

【環境学習講座】
参加者はまず、3人の講師による環境学習講座を聴講しました。
最近熊谷先生が調査に行かれた北極での様子をプロジェクターで見た参加者は、氷がなくなっている映像を見て、進行する地球温暖化の現実に驚いていました。植本先生が琵琶湖で行っている水草の実験についての説明を聞き、実験装置を見学、触ってみると・・・「地下水って冷たい!」猛暑でも冷たさを保つ地下水で、増えすぎた水草の育成の制御にどのような効果が表れるか、期待がふくらみました。田辺先生にプランクトンとウィルスの話をして頂き、目に見えない小さな世界の不思議さに興味津々。「それでは実際に水草とプランクトンを採って観察してみましょう!」と、いざ琵琶湖へ!

■講座内容
・「地球温暖化と琵琶湖」立命館大学 熊谷道夫先生         
・「水温制御による水草繁茂の抑制実験」株式会社信州 植本佳樹先生           
・「プランクトンと水草観察」滋賀県立大学 田辺祥子先生

【カヌー体験と水草・プランクトン採取】
まずはカヌーの先生にオールの使い方を教えていただきました。初めてカヌーに挑戦する人も・・・。ドキドキしながら、さぁ出発!カヌーの上から琵琶湖を見ると、湖底からたくさんの水草がまっすぐ伸び、まるで森のようです。オオバナミズキンバイという外来種の水草は、むやみに採ると増えてしまう危険があるため、採らないように説明を受けました。琵琶湖に生息する水草の種類は色々・・・見つけたものを手で採取し、カヌーにどんどん乗せて行きます。水温制御による水草繁茂の抑制実験をしている場所までカヌーを漕いで行きました。

岸に戻った頃にはカヌーの腕前もだいぶ上達。続いて桟橋の上でプランクトンネットを使い、琵琶湖の水を採取しました。「どんなプランクトンがいるのかな?」

【水草とプランクトンの観察】
採取した水草をバットに広げ、植本先生に水草の名前を教えていただきました。「在来種の水草『ヒシ』の実は忍者が使う武器でした」との話に参加者は興奮気味。熱心にメモをとって、水草の名前を覚えていました。

「滋賀県では水草を堆肥化する取組をしていますが、他にどういう活用法があるか考えてみましょう」との課題が出され、出てきたアイデアは「水草を料理して食べる」「化粧品に利用する」など。将来は、画期的な水草の活用法が生まれそうです。最後に採取した琵琶湖の水を顕微鏡で覗き、プランクトンを観察しました。採ったばかりのプランクトンは元気いっぱい、シューッと勢いよく動く姿が見られます。独特の美しさを持つプランクトンに見入っていました。

その他
参加者の声
・琵琶湖には、抜いたら繁殖してしまうオオバナミズキンバイという外来種の水草があると知ったので、むやみに抜かないでほしいと思いました。

・プランクトンを採取した時、ボルボックスやケンミジンコなどがたくさん採れたことは、琵琶湖で水草の種類がたくさん見られることに関係していると分かりました。

・水草が今の段階では肥料以外で使い道がないということにびっくりしました。

・カヌーに乗りながらたくさんの水草の観察をしたりプランクトンネットを使ってプランクトンを採取するという普通では出来ないことができました。

・カヌーは初体験だったけれど、上手に乗りこなすことができました。色々なことを知ることができ楽しかったです。

・プランクトンのミドリムシとミジンコはおいしいという話を聞き発見でした。

メディア掲出
NHKおうみ845ニュース

■募集チラシ
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イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています