海ごみゼロウィーク2024

2023年度活動報告

兵庫県
NTT西日本 兵庫支店
エヌティティニシニホン ヒョウゴシテン
開催場所
明石市 大蔵海岸公園
実施日
2023年09月23日
参加人数
55人
ごみ袋回収数
可燃45枚 不燃25枚 (合計70枚)
2023年9月23日、NTT西日本兵庫グループは、明石市大蔵海岸で海洋ごみを削減し、海の豊かさを守るためのボランティア活動を実施しました。この活動には55名が参加し、地域への貢献や生物多様性の保全等を目的に、海ごみゼロウィーク(環境省が開催する全国一斉清掃キャンペーン)にあわせて行いました。

明石市は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、優れた取組を行う自治体として、2020年7月17日に国から県内初となる「SDGs未来都市」に選定されました。その一環として、明石市では、SDGs目標14:「海の豊かさを守ろう」の達成に向け、海や河川の清掃活動を行っています。

明石市大蔵海岸清掃活動では、浜辺や松原周辺において海洋ごみとなるペットボトルや空き缶、容器包装などのごみを拾いました。秋晴れの下、汗をかきながら、海岸にあるごみを拾い上げました。

清掃活動後は、みんなで、美しくなった浜辺や明石海峡大橋を背景に記念撮影を行いました。全員の顔はとてもいい笑顔で満ち溢れ、記念撮影後は、今日の清掃活動に花を咲かせながら、楽しくお弁当をほおばったり、また干潮時期でもあったので、自然観察センターで機材を借り、海の生き物を採っては、バケツにいれ子どもたちは、楽しそうに観察をしていました。

2023年6月17日にオープンした明石市大蔵海岸の自然観察センターでは、様々な生物について学ぶことができます。自然観察センターには、生き物にちなんだ図鑑や絵本が約100冊設置され、自由に学習することができます。また、磯浜にある自然観察ゾーン(タイドプール)での生物観察に必要な網やマリンシューズ、バケツ、ライフジャケットなどの観察資材もセンターで無料レンタルが可能です。自然観察センターでは、植物、動物、昆虫、鳥類、魚類など、多様な生物について学ぶことができます。また、生物多様性の保全や海洋汚染等の環境問題についての啓発活動も行っています。

海洋プラスチックごみは世界に1億5,000万トン以上の量が存在し、毎年約800万トンに及ぶ量が新たに流れ出ていると推定されています。海洋プラスチックごみがこのまま増え続けると、漁業や観光業への影響だけでなく、船舶運航の障害、沿岸中域の環境も悪化することが懸念されます。また、海岸での漂着ごみは美しい海岸の景観を損ね、海水浴や観光などへの影響が懸念されます。

このような背景もあるため、海の清掃活動に参加することは、自然環境を守ることができ、同時に、自分自身にとってもたくさん良いことがあると感じています。例えば、自然の美しさを再認識することができたり、新しい友達を作ったり、運動不足解消にもつながったと思います。また、自分が行った清掃活動が、誰かの目に留まり、その人が自分も参加してみようと思うきっかけになるかもしれません。海の清掃活動は、自分自身にとっても、そして、地球環境にとっても、大切な活動だと思います。興味のある方はぜひ、気軽に参加してみてください。