INTERVIEW
【ココに注目!スポGOMIワールドカップ2023 vol.2】
in JAPAN
2021年に開催された東京オリンピック。この大会のスポーツクライミング・女子複合で銀メダルを獲得され、そして今回のスポGOMIワールドカップ2023・アンバサダーにご就任いただいたのが、プロクライマーの野中生萌さんです。
現役アスリートとして練習で多忙な日々を送る中、今回のアンバサダーに就任いただいた経緯やその想い、そして「スポGOMI」について・・・。2024年パリ五輪を見据え、欧州を中心に世界各国を練習拠点にしている野中選手にお話を伺いました。
野:海洋ごみの問題が世界的に深刻になっているということで、私にも何かできないかと思い、マネジメント会社に相談してつないでもらいました。クライミングは自然の中でおこなう競技ということもあって、昔から環境には目を向けていました。思えば小さい時からごみを拾っては帰るというのが日課になっていましたね。その習慣は今になっても変わらずで、新型コロナ禍で東京を離れて四国にある海岸の岩場を練習拠点にしていた時も、練習合間に友達とごみを拾ってはビニール袋に入れていましたね
――ご連絡をいただいた時には大変嬉しく、心強く思いました。
野:スポGOMI、面白いですよね。ゲーム感覚でトライできるので、ごみ拾いへのハードルが下がると思います。ひとりでごみを拾っているよりも、誰かと拾っている方が楽しかったりしますし。何事も楽しくやれるのって大事だと思います
――スポGOMIの魅力の一つですね
野:競うことについて賛否両論あるのは理解できますね。ただ、個人競技に取り組んでいるから尚更そう思うのかもしれないですが、私の場合は誰かと競っているという感覚はあまりなくて、一つの目標に向かっているイメージなんですよね。練習では自分に足りないものをとにかくつぶして、精度を上げることをとにかく意識しているんです。競技や試合というと、外からはどうしても勝ち・負けが注目されがちですけど、それはあくまで結果的なものでしかないのかなと
――競う、勝ち・負けというのはあくまで結果的についてくるもの、という感覚なのですね
野:勝ち負けはさておき、スポーツでも何でも、大事なのは熱量だと思います。どれだけそれを欲しているのか、本気なのか。私の場合、その熱量は練習に現れてきます。練習量だけでなく、質も変わってきます。スポGOMIの場合、勝ちたいという気持ちも大事だと思いますが、何よりも「地球をきれいにしよう」という熱量、その気持ちを持つことが一番大事だと思います。結果的にそれが勝ちにつながるということではないでしょうか
――大切なご指摘をいただきました
野:海洋ごみ問題は日本だけではなく、地球に住んでいる人全員に関わるグローバルなものですよね。国によって流れ出ているごみの量も違うとは思いますが、世界にこのスポGOMIの取り組みが広がるのって良いと思います
――ありがとうございます。サッカーワールドカップの日本サポーターごみ拾いは世界的に注目されました。これも追い風に世界に広められればと思っています
野:ごみ拾いは、自分たちが生きている・暮らしている地球を守ることにつながります。自分にとっても、家族にとっても、みんながハッピーになれることを想像したら、もうスポGOMIをやらない理由なんかないんじゃないかな?って! ぜひ参加してみてください
――ごみ拾いと構えず、気軽にスポーツする感覚で、ぜひ参加いただければと思います
野:常にトップを目指して挑みます。本当にトップのトップ!頑張ります
――心から応援しています!
野中 生萌 Miho Nonaka
Birthday:1997年5月21日 May 21st, 1997
From:Toshima-ku, Tokyo 東京都豊島区
Goal:To become the strongest climber 強いクライマーになること
Favorite Quote:「今に見てろと笑ってやれ」
※公式サイトより https://mihounonaka.com/