INTERVIEW
【なんでゴミ拾ってるんですか?Vol.6】
in MALAYSIA
スポごみワールドカップ予選大会13カ国目の開催は、観光地としても有名なマレーシア・ペナンで行われました。強い日差しが照り付ける中、合図とともに一斉に競技がスタート。海沿いの漂着ごみを狙うチームや、街中のポイ捨てを狙うチームなどが、多方面に散っていく中、開始早々にごみのホットスポットを見つけ、大量のごみを一気に集めたチームの皆さん(hazirahさん、ainaaさん、farzanaさん)にお話を伺いました。
なにか新しいことに挑戦したいと思っていたところ、ユニクロの店頭広告でスポGOMIの開催を知り、同じ薬剤師の同僚たちを誘って、スポGOMIに参加しました。コミュニティや環境にも貢献できるし、参加することで同僚たちと一緒に過ごせるのもいいなと思いました。
ペナンは観光客が多いけど、観光客じゃなくて地元の人がごみを捨てていることが多く、街中にごみがあること自体が日常です。なので、これまで海洋ごみ問題についてまで考えが及んでいませんでした。
スポGOMIに参加してみて、海洋ごみが陸から出ていることを初めて知ることできたし、アクティビティとしても楽しむことができました。一方で、地元にごみがたくさんあることを目の当たりにして、悲しい気持ちにもなりました。今後、マレーシア全体でもスポGOMIが続いていったら良いなと思います。
私たちはムスリムですが、イスラームの教えの中にも、貧しい人に施しを与えることと同じように、自分の身とその周りはきれいにすることとあるから、(ごみ拾いは)大事なことだと思いました。
街中のごみは非常に多く、とくにタバコが多く感じました。競技中に地元の方たちから、応援や感謝の声をかけられたりと、楽しみながらごみを拾う様子が見られました。 インタビューを受けて下さったチームは、残念ながら優勝とはなりませんでしたが、インタビューを通じて、ごみ拾いは宗教的側面からも意義あるアクションであると教えて頂きました。