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長和瀬漁港にて、青谷小学校の児童が海の学習を実施!

鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会では、ムラサキウニの利活用を図るとともに、商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。その一環として、長和瀬漁港に青谷小学校の5年生が訪問し、ウニをはじめとした地域の海の生き物とのふれあい・勉強会を実施しました。

2024.09.27

鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、大量発生し、藻場衰退の要因の一つとなっているムラサキウニの利活用を図るとともに、ムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動しています。その一環として、長和瀬漁港に青谷小学校の5年生が訪問し、ウニをはじめとした地域の海の生き物とのふれあい・勉強会を実施しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

公式サイト http://tottori-bluecarbon.jp/

開催概要
鳥取県漁業協同組合青谷支所の漁師さんとムラサキウニの勉強会を実施
日程
2024年9月19日(木)
開催場所
長和瀬漁港
参加人数
小学生28名 及び 教職員1名

ムラサキウニとのふれあい・勉強会

鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、青谷小学校の5年生を対象に、「青谷の海の生き物と環境を見て・触れて・学ぼう」をテーマとした学習プログラムを行うことで、小学生自身が地元青谷の海の現状を学び、海(特に藻場)の環境に目を向ける意識を育めるよう支援しています。

今回は藻場の消失の現状や原因について、生きたムラサキウニを手に取りながら学んだ事前学習の経験を踏まえ、ウニだけでなく青谷の海の生き物の多様性を感じてもらうために、鳥取県漁業協同組合青谷支所の漁師さんの協力のもと、長和瀬漁港での講義や現地見学し、港内に大量発生したムラサキウニの様子を観察し、漁師さんの苦労話を伺い、青谷高校生の駆除実験現場を見学し、集中駆除の効果を知りました。また、ウニ蓄養現場から、活用の可能性を考え、青谷の海の今を体感しました。

まず、古田事務局長から前回の復習として、鳥取県の海の状況、地元青谷について、スライドを使って講義を行いました。生徒は、これまで熱心に授業を受けて関心をもってくれたこともあり、、古田事務局長からの内容をよく覚えていました。

現地視察を行った地元の漁師である鳥取県漁業協同組合青谷支所の地区運営委員長に長和瀬漁港におけるムラサキウニや藻場の現状についてお話ししていただきました。そのあと、生徒からの質問に受け答えをしていただきました。「青谷の海はきれいか、ウニの過ごしやすい環境とは、ウニは何を食べるのか?」といった質問から「漁師になったきっかけ」「漁師でのうれしかったこと」といった漁師経験に関するもの、また、「どんな魚が取れるか?」「ジンベイザメやダイオウイカ、イルカをみたことがあるか?」といった海の生物に関することまで幅広い内容に関する質問が出され、漁師は青谷の海はきれいであること、ウニは海藻だけでなくみかんの皮など何でも食べること。魚がとれたときはうれしいこと。イルカなどは見たことはあるなどと丁寧に答えていただきました。地元の海や地元にいる漁師への関心の深さがうかがえました。

高校生によるウニ駆除実験現場及び養殖現場の視察

講義のあと、実際に青谷高校生が行っている駆除実験現場を見学して、集中駆除の効果を知るとともに、ウニ蓄養現場の現地視察を行いました。長和瀬漁港内の斜路では、高校生によるウニ駆除が行われた区画と駆除されていない区画を実際に見て比較して、駆除を行った区画ではウニが減っていることや海藻が付着している様子を確認しました。

また、ウニ蓄養現場の視察では、防波堤から現在蓄養を行っているいけすを観察し、多くのウニが蓄養されている様子を見学しました。

参加した子どもからの声

・ムラサキウニは、海藻だけを食べるのかと思ったけど色々食べることが分かった。
・本日の学んだことを家族や友達に伝えていきたい。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:29人