「日本の離島が直面する漂着ごみ問題を学ぼう! in 壱岐島 」を開催しました!
一般社団法人Mfiseaは、長崎県壱岐市壱岐島にて「壱岐島サステイナビリティ体験」を開催。ビーチクリーンやごみの分別の体験を通して、日本の離島が直面する漂着ごみ問題を学びました。
2024.10.09
一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、2024年9月22日(祝)に「壱岐島サステイナビリティ体験」を開催致しました。
長崎県は離島が971ある日本一の多島県です。壱岐島の豊かな漁場や風光明媚な風景に心を奪われる旅行者も多くいるような素晴らしい土地です。しかし、この美しい自然豊かな壱岐島も海洋問題からは切り離せません。日本海に面している離島は、季節風や対馬海流の影響で漂着ごみの問題が顕在化しており、外国由来のプラスチック製品、漁具、家庭用品(ペットボトルやビニール袋)などが風や海流によって海岸に流れ着き、大量のごみが蓄積されているのが現状です。このイベントでは、”日本の離島が直面する漂着ごみ問題を学ぼう”をテーマに、ビーチクリーンイベントを開催致しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日時
2024年9月22日(祝)13:30開始
開催場所
長崎県壱岐市芦辺町清石浜(くよしはま)
プログラム
13:30 ~ 活動の趣旨説明&漂着ごみ問題について
13:45 ~ 14:25 ビーチクリーン(※順次休憩)
14:25 ~ 14:30 ごみの分別&記念撮影
14:30 ~ 子供のためのスイカ割り
参加者数
20名
壱岐島サステイナビリティ体験
「壱岐島サステイナビリティ体験」実施当日は、親子連れをはじめとした子育て世代が中心となり集まりました。台風の影響でかなりの漂着ごみが接岸しており、それぞれが手分けして壱岐市の地元でも愛されているビーチ(清石浜)を一生懸命に綺麗にしました。強風にあおられながらも大きなプラスチック製の漂着ごみを回収し、最終的には軽トラックには積み込めないほどの量の海洋ごみが回収されました。
海への愛を育むことが“豊かな海を未来に”残すことにつながる
四方を海で囲まれて長年その恩恵を受け続けてきた日本ですが、海洋ごみ問題や世界的な水産資源の乱獲などの影響により、豊かな海を維持することができない状態になりつつあります。一般社団法人Mfiseaでは、“豊かな海を未来に”を受け継ぐことを理念として活動しています。
「壱岐島サステイナビリティクリーンナップ大作戦」は実体験として海洋ごみに接するだけでなく、海と親しむ体験を経ることで、海を愛する心を育むことを目的としています。これにより、海問題を自分事にしてほしいという狙いがあります。より多くの方が参加してくださり、海洋ごみ問題への関心を深めるだけでなく、いままで関心がなかった子供たちや次世代の未来を作る方々の意識が変わるきっかけになったものと認識しております。
今後も弊団体では”海愛教育(うみあい教育)”の場を設定し、一人ひとりが自分事として海を守りたいという気持ちを育み、”豊かな海を未来に”に向けて一歩でも近づけるよう邁進して参ります。
参加した子ども・保護者からの声
・毎年、楽しみにしているクリーンアップ。今年は強風の中でしたが、みんなで協力して清石浜が綺麗になり嬉しいです!
・いつもサーフィンで海によく行っていますが、ごみのサイズによっては1回のクリーンアップでは終わらないこともいつも学んでいます。普段の生活で海はもちろん、道などもキレイな環境が守られるよう意識していきたいです
・思っているより海が汚れている事。その事で、予想以上の被害がある事を学んだ。
・環境問題は今とても大きな問題なので、それに対して子供と一緒に活動し、共感できた。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:20人