高校生がポスター製作とプレゼンで海の課題解決に取り組むコンテスト 応募245チームの中からグランプリが決定! 「うみぽす甲子園2024決勝プレゼン大会」 ~クラウドファンディングも実施中~
一般社団法人海洋連盟は11月3日(日・文化の日)「うみぽす甲子園2024」の決勝プレゼン大会を開催。応募があった全国245チームの中から、厳正なる審査を経て選ばれたファイナリスト11チームが参加。その取り組みについて5分間の最終プレゼンを行い、グランプリをはじめとした各賞が決定しました。
2024.11.12
一般社団法人海洋連盟は、11月3日(日・文化の日)に「うみぽす甲子園2024」の決勝プレゼン大会を開催いたしました。
応募があった全国245チームの中から、厳正なる審査を経て選ばれたファイナリスト11チームが参加。参加チームは、自分たちが考えた課題を解決するための取り組みを行いながら、応募時に作成したポスターのブラッシュアップとプレゼンテーションの練習をしてきました。
当日はその取り組みについて5分間の最終プレゼンを行い、グランプリをはじめとした各賞が決定しました。
なお、このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
◆うみぽす甲子園とは
「うみぽす甲子園」(https://umipos.com/koshien/)は、日本財団「海と日本PROJECT」の一環で実施している、海洋連盟主催の高校生のためのコンテストです。海の未来に主体的に関わり、周囲や社会と連携していけるコンテストを目指しています。
それぞれのチームで海の課題(テーマ)を決め、それを見る人に伝わるポスターとして表現してもらいます。また、エントリーシートにチームの狙いや課題解決のための活動への思いを綴った上で予選に応募します。
応募内容を審査し、決勝プレゼン大会に進出する10チームを選出。実際の活動資金10万円と事務局からのサポートのもと、各チームが課題解決のために具体的な活動を行います。
また、2024年は初の敗者復活戦を実施し、新たに決勝プレゼン大会に進む1チームを選考。
決勝プレゼン大会では計11チームのポスター、活動実績、そこに込めた思いや今後の展開などを5分間でプレゼンテーションし、総合評価によりグランプリをはじめ各賞を決定しました。
2024年度は、予選において全国から39校・225チーム。敗者復活戦では再エントリー50チームに加え、新たに20チームからの応募がありました。
・日程:2024年11月3日(日・文化の日)9:30~14:00
・開催場所:セミナーハウス クロスウェーブ船橋(千葉県船橋市本町2-9-3)
・参加人数:ファイナリスト11校・34名
・協力団体:株式会社舵社、公益財団法人日本財団
表彰式では審査員特別賞の5チームに続き、準グランプリ、グランプリの受賞チームを発表しました。
各チームに賞状を授与した後、審査員の皆さんと一緒に記念撮影を実施。
この日の大会・式典の様子はYouTubeでライブ配信した後、アーカイブでも動画の配信を行っています。
配信URL:https://www.youtube.com/live/h_4ZGrnlbj8
ファイナリスト11チームは決勝プレゼン大会終了後も活動を継続。2024年度末まで、多くの人を巻き込みながらそれぞれの海の課題解決へ向けて取り組んでいきます。
◆受賞結果
グランプリ
英数学館高校 白石踊チーム/英数学館高等学校(広島県)
テーマ:800年の伝統をみんなで踊り、平和を祈る!(文化継承)
〈受賞コメント〉
他のチームとは違う観点からのアプローチだったため不安もあった。会場で他の皆さんのプレゼンを見て、最後まで名前が呼ばれなかったのでダメだと思っていたが、グランプリをいただけたので本当にうれしいです。活動資金は白石島で白石踊のイベント、フェスなどに活用し、多くの方に島に来てもらいこの文化を継承していけたらと考えています。
〈受賞作品〉
準グランプリ
近大福山里海連合《サイエンス・オブ・エンパイア》/近畿大学附属広島高等学校 福山校(広島県)
テーマ:瀬戸内海を、海の学校に
石原良純 はじめま賞
Splash whale Tori-nishi/鳥取県立鳥取西高等学校(鳥取県)
テーマ:クジラが教えてくれること(海ゴミ、海洋汚染)
辻田寛明 ソーシャルグッド賞
TOKUSHIMA雪花菜工房×藻藍部/徳島県立小松島西高等学校(徳島県)
テーマ:私たちの藍の子がアイゴ(藍子)で海を豊かにするプロジェクト
清野聡子 つながりづくり賞
Kumanoサポーターズリーダー/和歌山県立熊野高等学校(和歌山県)
テーマ:麦わらストローで守る未来のきれいな海
田代宏之 共感共鳴賞
焼津水産高校ダイビング部/静岡県立焼津水産高等学校(静岡県)
テーマ:ダイビングを通して海ゴミ問題を解決
日本財団賞
小樽水産高校 海洋漁業科/北海道立小樽水産高等学校(北海道)
テーマ:生産者が発信する海洋プラスチックエコラベルプロジェクト
その他ファイナリスト
はやて@魚の魅力を広めたい高校生/東京都立西高等学校(東京都)
テーマ:『命を頂くこと』魚食の普及・未利用魚の利活用
ゆうわ/英理女子学院高等学校(神奈川県)
テーマ:海と人のずっと続く幸せとは?
四日市高校八稜星SJK/三重県立四日市高等学校(三重県)
テーマ:伊勢の奇跡~アコヤガイとクロチョウガイの美しき調和~
大阪府立水都国際高等学校Suito Action Project/大阪府立水都国際高等学校(大阪府)
テーマ:アクセサリーで学ぶ海洋汚染
◆クラウドファンディングも実施中
「2人め」を生み出せる「1人め」になろうというスローガンにあるように、「うみぽす甲子園」では、アイデアだけでなく周囲を巻きこんでいくアクションを重視します。この広報や運営を行う中で、全国の「行動する高校生」と触れ合うことができました。
そんな頑張る高校生たちを応援したいという思いから、一般社団法人海洋連盟はクラウドファンディングを立ち上げました。
高校生たちの力を最大限に引き出したい。相互につなぎ、未来を創る彼らの活動を支援し、拡大したいと考えています。私たちと連携し、今回のファイナリストだけでなく、頑張る高校生を支援する輪に賛同・参加していただける方を募集しています。
うみぽす甲子園を通して高校生を支援【~未来の海を守る高校生たちに、あなたの力を~】
スケジュール:10月24日(木)~12月8日(日)
詳細ならびにお申し込みURL:https://for-good.net/project/1001142
◆「うみぽす甲子園2024」について
<名称>
「うみぽす甲子園2024」
<応募資格>
①2024年4月現在、現役高校生であること
※定時制や通信高校の生徒、高等専門学校の学生も対象となります。
②1人以上のチームで参加すること
③ファイナリスト選出後、活動期間中に活動ができること
④決勝プレゼン大会に参加できること
<提出物>
①エントリーシート
②ポスター原稿データ
※敗者復活戦は上記に加え、プレゼン動画の提出。
<テーマと流れ>
①チームで決めたテーマ(海の課題)に基づき、エントリーシートとポスターを作成の上で応募します。
②予選通過後は決勝プレゼン大会に向け、ポスターに表現したテーマ・課題解決のための「海と人、人と人をつなぐ」具体的な活動を行います。
③決勝プレゼン大会では、活動期間中に行った取り組みを、作成したポスターとともにプレゼンテーションします。
<予選応募期間>
2024年5月10日(金)~6月18日(火)
<ファイナリスト発表>
2024年7月1日(月)
<敗者復活戦応募期間>
2024年7月10日(水)~8月31日(土)
<敗者復活チーム発表>
2024年9月15日(月・敬老の日)
<ファイナリスト活動期間>
2024年7月1日(月)~10月31日(木)
※敗者復活チームは7月10日(水)~10月31日(木)
<決勝プレゼン大会>
2024年11月3日(日・文化の日)/9:00~14:00
クロスウェーブ船橋(千葉県船橋市本町2-9-3)
<表彰と特典>
・ファイナリスト11チーム(予選通過および敗者復活戦通過)
活動資金10万円と活動のサポート
・グランプリ(決勝プレゼン大会で選出)
追加の活動資金10万円と活動のサポート、その他 審査員賞などの表彰を予定しています。
<審査員 ※敬称略>
石原 良純(俳優/気象予報士)
辻田 寛明(ワオフル株式会社 代表取締役)
清野 聡子(九州大学大学院准教授)
田代 宏之(株式会社電通クリエーティブX クリエーティブデパートメント統括CD/AD)
中嶋 竜生(日本財団 海洋事業部 部長)
<主催>
一般社団法人海洋連盟
<共催>
株式会社舵社、日本財団
<後援>
国土交通省、文部科学省、環境省、観光庁