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堀潤さんと高校生が海の未来を考え抜く 海と哲学の学び舎「ざわザワ高校〜海の未来を変える哲学〜#5」を開催しました!

一般社団法人福井環境研究開発は、2024年11月17日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の5回目を開催。ざわザワ高校は、海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラム。6月から海と共に歩む街である福井県大飯郡高浜町で、全6回開校しています。

2024.11.22

一般社団法人福井環境研究開発は、11月17日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の5回目を開催いたしました。ざわザワ高校は、「海の持続可能な利用と保全」を目的に、海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラムです。6月から海と共に歩む街である福井県大飯郡高浜町で、全6回開校しています。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#5
日程
2024年11月17日(日)
開催場所
福井県大飯郡高浜町 若狭高浜漁業協同組合ほか
参加者
福井県内から集まった高校生 男女8名
堀潤(ジャーナリスト / 元NHKアナウンサー)
岩内章太郎(豊橋技術科学大学 総合教育院 准教授)
番組
「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#5」
・放送 福井テレビ:12月14日(土)16:00~16:30予定
・配信 TVer:12月14日(土)17:00~
YouTube「福井テレビチャンネル」:https://www.youtube.com/c/fukuitvbroadcasting

海とともに歩む街の“イマ”に迫ったこれまで。感じた問いを提言まで昇華させていく。

今年の舞台は、海とともに歩む、福井県高浜町。漁業や海を生かした観光業が盛んな、福井県の西端にある町です。これまで4回の講義では、「高浜町らしさ」を高浜町や漁師の方に聞いたり、自然・歴史・文化、生活する人々自身という地元の資源を「地元学」の手法で海とともに歩む高浜町の“イマ”に迫りました。また、「海とともに歩む街」のイマの現場で等身大の高校生たちが感じてきたことを「哲学対話」によって「言葉」や「問い」にしてきました。今回はいよいよ高浜町へプレゼンする提言内容を固めていきます。

ぞうきんを絞り切ったと思っていないか。今の問いは本当に考え抜かれた問いなのか。

前回までに、アクションテーマ「海と暮らし」と「日本人にとって海とは」について、本質観取の後、問い(リサーチクエスチョン)を立てて答えを探してきました。その答えが提言につながっていくために、もう一度、問い(リサーチクエスチョン)をチームごとに話し合っていきます。岩内先生からは「ぞうきんを絞って水が出ているうちはまだまだ。絞り切ったあとのさらに絞りだした1滴が真実に近いのでは。」

この「問い立て」が提言の土台になるので、高校生みんな真剣です。

取材は具体と抽象の繰り返し。問いと実地調査をするたびに少しずつ見えてくるもの。

もう一度、「問い」(リサーチクエスチョン)を立て直した高校生たち。その問いの答えを探しに班ごとに実地リサーチに行きます。「海と暮らし」チームは、高浜町漁村文化伝承館でお話を聞いたり、偶然出会った中学生3人組にもリサーチクエスチョンを投げかけていきます。「日本人にとって海とは」チームは、漁師兼卸業をされている福井さんに問いを投げかけたり、高浜町の漁師さんが崇拝する塩土恵美須神社へ実際に足を運びました。人を寄せ付けないような場所にある本殿の姿に高校生たちはそれぞれに感じるものがあったようです。

自分たちの考えを人に伝えるために。考えて、話し合って、そして実地調査は続いていく。

実地調査から戻った高校生たち。自分の立てた問いの答えは見つかったのでしょうか。それを踏まえ、プレゼン提言の構成案を話し合っていきます。まとめが終わり、チームごとに現時点の考えを発表しました。それぞれのチーム同士から、「抽象的なテーマなのに、考えが具体的になっていて良い。」「具体的なアクションが見えてきていて楽しみ」などの意見交換も行いました。

学級委員長 堀潤さん、哲学講師 岩内先生からの講評。

授業を終え、岩内先生からは「これまでやってきた哲学対話が、少しずつ繋がってきている。感じたことや言葉にしてきたことを、今後は人に伝えるためにどうするかも考えていこう」と激励の言葉を頂きました。学級委員長の堀さんからは「プレゼンを含め、人に伝えるときに自分が言いたいことを言うだけではなく、聞く側の目線に立ったプレゼンや伝え方を意識すれば表現が変わってくる」というアドバイスを頂きました。プレゼンは2025年2月2日(日)高浜公民館で行われます。高校生たちのプレゼンにご期待ください。

参加者からの声

参加した高校生からは、「私のぞうきんはまだ絞り切れていなかったことがわかったので、まだまだ頑張りたい」、「地元の方にとって神聖な場所に行かせてもらえて、とても貴重な体験をした。感じたことを提言に盛り込んでいければ」などの声をいただきました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:10人