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アサリを通じて熊本の干潟を体験!「みすみの干潟で学ぼう!アサリ放流会と干潟観察会」を開催しました!

一般社団法人10Toki3Tokiは、継続的に成長を観察するアサリの放流を目的として、「みすみの干潟で学ぼう!7月のアサリ放流会」を開催。また後日には「みすみの干潟で学ぼう!9月の干潟観察会」を開催し、放流したアサリの成長の観察を行いました。

2024.11.27

一般社団法人10Toki3Toki

一般社団法人10Toki3Tokiは、2024年7月5日(金)に、今後継続的に成長を観察するアサリの放流を目的として、「みすみの干潟で学ぼう!7月のアサリ放流会」を開催いたしました。また9月16日(月・祝)に、放流したアサリの成長の観察を目的として、「みすみの干潟で学ぼう!9月の干潟観察会」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
干潟とそこに生息する二枚貝には、赤潮・青潮の発生を未然に防ぎ、多様な海の生態系を守る役割があります。しかし熊本県の有明海や八代海では、干潟面積が大幅に縮小し、アサリを始めとした二枚貝の生息数も激減しています。このイベントは、子ども達が直接干潟に降り立ち、アサリの成長を継続して観察する過程において、干潟の生態系と環境への関心を高めることを目的としています。
日程
【アサリ放流会】2024年7月5日 (金)
【干潟観察会】2024年9月16日 (月・祝)
開催場所
熊本県宇城市三角町手場 エビ養殖場跡地
参加人数
児童・生徒・保護者 合計150人ほど
協力団体
不知火小学校およびPTAの皆さま
青海小学校
三角小学校
三角中学校
宇土高校
地域学校協働活動推進員の皆さま

7月のアサリ放流会:子どもも保護者も、水遊び・砂遊びならぬ干潟遊び?に大興奮!

7月5日は梅雨明け前だったものの、雨は降らず、かといって晴天の猛暑でもない最高のイベント日和に!今まで何気なく車で横を通り過ぎていた元エビ養殖場にやってきて、ワクワクと同時にちょっとドキドキしたご様子の皆さん。しかし干潟に入ると、みんな我を忘れて、水遊び・砂遊びならぬ干潟遊び?に夢中に!保護者の方々を含めて全身泥んこになりながら、アサリを放流しました。

アサリは殻に色をつけることで、どれだけ成長したか確認することができます。小さな稚貝だと、成長スピードが速く、その変化がより分かりやすいです。事業運営者はあらかじめ、放流用アサリの中でも特に小さな貝に色をつけて、放流区画に準備していました。この色付きアサリは、後のイベントですぐに見つけられるように、放流区画に設置したカゴに投入しました。

イベントの模様は、以下のYoutube動画でも紹介されております。
YoutubeURL:https://youtu.be/EqS162f9Mxo?si=nfNqxMZySVGBu42u

アサリの放流がイベントの一番の目玉ですが、このイベントでは、身近なアサリを通じて、アサリを取り巻く干潟生態系そして自然環境への関心を高めることを目的としています。干潟は、ただでさえ海の熱帯雨林と呼ばれるほどの生物多様性を誇りますが、特にこの元エビ養殖場の干潟は、シオマネキなどの様々なカニ、トビハゼ、様々な巻き貝、ときにはシャコや天然クルマエビなど、生き物の宝庫です。アサリ以外の多種多様な生き物にも関心を持ってもらい、干潟での学習をさらに進めてもらうために、事業インターンの大学生が「干潟紹介動画」を作成し、参加者へ事前に配信しました。

YoutubeURL:https://youtu.be/LqJeBVjYxoI

 干潟紹介動画であらかじめシオマネキやトビハゼについて知っていた子どもたちには、「あ!トビハゼだ!」などと叫ぶ姿も。そして、珍しい生き物を見つけた子どもたちは、すぐさま「さかなくん」帽子を被った講師に歩み寄って、生き物の説明を聞いていました。アサリだけでなく、多様な生物からなる干潟生態系について、学びを深めることができました。

9月の干潟観察会:真夏の灼熱地獄で壊滅してしまったアサリに涙するも、新たな希望も!

7月にたくさん楽しんだ干潟に、ワクワクした気持ちで再訪した参加者の親子たち。ただ、事業運営者はすでに、不吉な状況に気づいていました。なんと、熊本を連日襲っていた真夏の熱波と、梅雨明けから断続的に発生していた赤潮により、放流したアサリは壊滅状態に陥っていたのです・・・

干潟に降り立った子どもたちは、早速泥んこになってアサリを探すも、なかなか見つかりません。とくに、色を付けてカゴに入れていた小さなアサリは、みんな死んでいて、カゴの中はアサリの死肉を食べる「アラムシロ」という巻き貝の巣窟となっていました。

そんな中、子どもたちと一緒に泥を掘り返していた保護者が、10cmくらいのすごく深いところに、一定数の小さめの貝(殻長2cm以下)が生存していることを発見!イベントに参加していた子どもたちも総動員で、生きているアサリを夢中になって集めました。これらのアサリには色が付いていないため、ラッカースプレーで色を付けてあげました。そして、事業運営者があらかじめ用意した、新たな観察装置(カゴだとアサリが深くまで潜れないため、干潟の上にネットを被せる方式)にアサリを入れて、さらなる成長をお祈りしました。

アサリは大変な状況に陥ってしまったものの、干潟のそれ以外の生き物は、相変わらず元気な姿を見せてくれました。特にイベント中、小学生の1人が天然クルマエビを発見し、参加者はみんな大興奮!子どもも保護者も10人ほどが一気に集まり、それぞれが手のひらに乗せて、野生のクルマエビの感触を楽しんでいました。

参加した子ども・保護者からの声

参加した子ども
・アサリが大きくなってまた取りに来て食べたい。
・初めてだったので難しいところもあったけど楽しかった。

参加した保護者
・親も子どもも楽しめて本当にいいイベントだった!何が凄いって、宇城市にあんなに素晴らしい干潟があったこと。おかげでこれからアサリへの見方が変わるよねーって親子で話して、立派な食育にもなっていた!
・毎日が忙しくて、日曜日はリセットするために家事で終わっちゃうことが多いし、疲れたくなくて出掛けることも少なくなってたから、こういうイベントで親子活動が出来たことが嬉しかった!

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:150人