ヒラメの喫食体験をとおし栽培漁業の仕組みを学ぶ!漁業体験塾 魚とつくる海のミライ【ヒラメの喫食体験】を実施しました!
公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会は、漁業体験塾「魚とつくる海のミライ」のプログラムの一つであるヒラメの喫食体験を実施。稚魚の成育や放流、喫食をとおして栽培漁業の仕組みや水産資源の大切さを学びました。
2024.12.06
公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会は、漁業体験塾「魚とつくる海のミライ」の一つのプログラムである、ヒラメの喫食体験を行いました。
本事業は栽培漁業の一環である稚魚の成育や放流、喫食をとおし栽培漁業の仕組みや水産資源の大切さを知ることや、海や魚への愛着を醸成し海洋保全へのきっかけを提供することを目的として実施しました。本イベントをとおし、次世代の子どもたちが海や魚への愛着を醸成し、今よりさらに豊かで美しい海を築いてくれることを期待しています。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
ヒラメの喫食体験をとおし海や魚を身近に感じてもらい、水産資源の重要性や魚介の消費向上、フードロス削減を啓発することを目的として実施。
日程
2024年11月17日
開催場所
札幌エルプラザ公共4施設内4階 料理実習室
参加人数
33人
協力団体
空飛ぶ豆料理研究家 辻本 宣子 氏
NPO法人食の自給ネットワーク 吉田 知子 氏
漁業体験塾「魚とつくる海のミライ」ヒラメの喫食体験を実施
2024年11月17日に本事業の参加団体である札幌市金山児童会館と札幌市富丘児童会館の二館合同で、ヒラメの喫食体験を実施しました。
子どもたちは、ヒラメの稚魚の成育と放流をとおし海やヒラメに対し愛着を醸成し、栽培漁業の水産プロセスを学んできました。
今回のプログラムは「ヒラメを調理して食べること」で、育てる、放流する、食べるという栽培漁業で成育した魚がわたしたちのもとに届くまでの一連の流れを体験しました。この体験よって、水産資源のつながりを実感してもらい、海や魚をさらに身近に感じてもらうことを目的として活動をしました。
プログラムの導入では講師の先生が大きなヒラメを捌き実演!子どもたちは「大きい」「真っ黒だ」「歯が尖っている」と成育していたヒラメの稚魚との違いを観察していました。なかにはヒラメの稚魚を成育した経験から「かわいそう」という声もあり、「命をいただく」ということについて意識を持った子どもたちの様子がありました。
子どもたちは、さっそく大きなヒラメを目の前に張り切って調理に挑んでいきます。
今回のメニューはヒラメのムニエル、とうもろこしご飯、ヒラメのあらで出汁をとったトマトスープです。子どもたちは張り切って調理に取り組んでいる様子。はじめはおっかなびっくりヒラメを扱っていましたが、交代でうろこをとり、大きなヒラメを相手に慎重に包丁を入れていきます。ヒラメの胃袋からイカがまるごと一匹でてきたグループでは、「こんなに大きいイカを丸飲みにしてる!」と驚きもあったようです。そうこうするうちに上手なヒラメの5枚おろしが完成です。最年少は小学校1年生で参加しており、スタッフもこんなに子どもたちができるとは思わず感動しました。
はじめに「ヒラメを捌いたことのある人?」と質問されても手の上がらなかった子どもたち総勢30名ほどが「ヒラメを捌いたことのある人」になりました。
自分で調理したヒラメのムニエルを食べると「美味しい」「柔らかい」「(普段は)あまり魚を食べないけど美味しいと思った」といった感想が聞かれ、魚を食べることが好きになり、肯定的な体験と感じてくれている様子が伺えます。大好評だったヒラメのムニエルは、おかわり分も全て完食し、フードロス削減にも繋がる喫食体験となりました。
このイベントをとおし、次世代の子どもたちが海や魚への愛着を醸成し、今よりさらに水産資源の大切さを認識し、豊かで美しい海を築いてくれることを期待しています。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:33人