個性いろいろ。ユニークな海の生き物に会いに、水族館へ!
公式YouTubeチャンネルから海の生き物の魅力を伝える水族館情報をピックアップ!
2024.12.12
2024年も残りわずか。忙しない日々の合間のリフレッシュに、水族館はいかがでしょう。
今回は日本財団 海と日本プロジェクト公式YouTubeチャンネルから、海の生き物たちの魅力を伝える水族館情報をお届けします。
日本は水族館大国と呼ばれるくらい館数が多く、水族館ごとに人気の生き物がいたり、ショーやイベントなどのエンタメ企画があったり、特色があって楽しみ方もいろいろです。
生き物を眺めているだけでも楽しいスポットですが、学びの場所でもあるのが水族館。
子どもも大人も、展示から新たな発見をしたり、興味を深めたり、生き物の不思議な魅力にハマったり。
飼育技術の発達した日本の水族館ですが、スタッフの皆さんの「生き物の魅力を伝えたい!」という思いがそれぞれの水族館の個性につながっているようです。
ぜひみなさんも、お気に入りの水族館を見つけてください。
すみだ水族館の人気者、チンアナゴの謎の生態も解明中
東京スカイツリーにある「すみだ水族館」の人気者といえばチンアナゴ。チンアナゴの日(11月11日)を制定した水族館でもあり、現在、全3種類を飼育中です。
飼育担当の松田健治さんによると、チンアナゴは実はあまり研究が進んでいない謎多き生き物だそうで、松田さんはそのギャップが面白くて、飼育の傍ら生態の解明にも取り組んでいるのだとか。そんな尽きない興味を深掘りした新たな発見なども紹介されていて、来館者にとっては研究者視点で展示が楽しめるのも魅力です。ゆらゆらと砂から顔を出しては隠れるチンアナゴたちの愛らしい姿にもきっと癒されます。
未解明の生き物 チンアナゴの生態解明に挑む
日本で唯一。タツノオトシゴをたっぷり堪能できるスポット
鹿児島の開聞岳を一望する番所鼻自然公園内にあるのは「タツノオトシゴハウス」。水族館ではなく日本唯一のタツノオトシゴの観光養殖場とのことですが、カフェのような雰囲気のなか常時5種類以上が展示され、魚の一種であることや、オスが出産すること、オスにメスが卵を渡す際に2匹でハート形をつくることなど、珍しい生態についても無料で学べる施設になっています。
かつては地元でたくさん見られたものの、近年は1匹探すのも困難というタツノオトシゴが幸せに暮らせる豊かな海を取り戻すために、運営者の加藤さんは海洋環境問題についても発信中です。
オスが出産するタツノオトシゴ 魅力とその保護活動
世界最大級のクラゲ水族館が、さらに上を目指して2026年リニューアル
クラゲ水族館として有名な山形県鶴岡市の「加茂水族館」は、さらなるレベルアップを図るためリニューアルを計画しているそうです。現在もクラゲ展示数は約80種類と世界最大規模ですが、リニューアル後はスペースを広げ約100種類に増やすとのこと。繁殖の難しい種類のクラゲの繁殖に取り組むなど技術も向上してきたので、不足している研究機能を充実させるのだとか。
今後は2025年11月から臨時休館、2026年にリニューアルオープン予定です。シンプルな美しさを持つクラゲたちを眺めながら、生物の奥深さに触れてみたいですね。
加茂水族館リニューアル 100種のクラゲと出会える
愛情いっぱいに育てられたペンギン、アザラシたちは今日も元気いっぱい
元気な海の生き物たちが間近に見られるのも、飼育スタッフの皆さんの日々の努力があってこそ。秋田県からは「男鹿水族館GAO」の飼育員の仕事を紹介する密着動画が届いています。バックヤードも含む数々の水槽やプールに、魚やペンギン、アザラシといった人気の生き物たちが暮らしていますが、ここでは飼育員たちが毎日、生き物たちに異変がないかと目を光らせ、餌やりや清掃など分刻みでお世話をしています。命を預かる大変な仕事ですが楽しさとやりがいも感じているようで、十分なケアを受けた生き物たちがのびのびと元気な姿を披露してくれています。大切に育てられた生き物たちに、ぜひ会いに行ってみてください。
水族館の裏側に密着 飼育員が語るやりがいと楽しさ