「大学のあるまち すみだ 未来都市共創サミット」におけるこども夢・応援プロジェクト 岡部株式会社・お茶の水女子大学によるプログラム「海のサスティナブルサイクルを学んで、海藻に触れよう!」を実施しました!
お茶の水女子大学は墨田区の「大学のあるまち すみだ 未来都市共創サミット」のこども夢・応援プロジェクトで、岡部株式会社と「海のサスティナブルサイクルを学んで、海藻に触れよう!」を実施。親子が磯焼けの現象や対策などを学び、海の環境を考えました。
2024.12.13
お茶の水女子大学は、岡部株式会社と連携し、墨田区が開催した「大学のあるまち すみだ 未来都市共創サミット」におけるこども夢・応援プロジェクトにて、2024年11日23日(土)に一般向けプログラム「海のサスティナブルサイクルを学んで、海藻に触れよう!」を実施しました。「海藻」をテーマとする本プログラムでは、島根県と千葉県から得られた色とりどりの海藻でおしばを作り、海の環境について考えることができました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
「海のサスティナブルサイクルを学び、海藻に触ろう!」
日程
2024年 11月23日(土)10:00~11:30
開催場所
千葉大学墨田サテライトキャンパス
参加人数
親子15名
協力
墨田区、岡部株式会社、お茶の水女子大学、株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
岡部株式会社 応用藻類学研究所の板倉所長による、磯焼けのお話
まず、岡部株式会社の応用藻類学研究所所長の板倉茂先生からお話を聞きました。いま、海では「磯焼け」といって海藻が減ったりなくなってしまう現象が起きています。私たちの食にとっても不可欠な海藻をはじめ、さまざまな水産資源の減少が危ぶまれています。そこで岡部株式会社では、主力事業である建設の技術を活かし、さまざまな対策に取り組んでいることを学びました。
お茶の水女子大学による、海藻の色の変化の観察
続いてちょっと不思議な、褐藻の色の変化の観察を行いました。観察に使うのは褐藻のヒジキです。ヒジキをお湯につけて色の変化を観察しました。海の中では茶色のヒジキがお湯につけると鮮やかな緑色に変化する様子を見て皆、驚きました。普段見慣れた黒っぽい色をした食品となるためにはさらに煮込み、渋みを取り除く必要があります。
さまざまな海藻を知り、海藻でおしばを作りました
続いて、海藻おしば作りです。今回使用する海藻は島根県隠岐郡や千葉県館山市の海で得られたものです。色も形もさまざまで美しい海藻の一つ一つを、お茶の水女子大学の嶌田智教授が解説しました。大人も子供も、海藻にたくさん触り、切ったり広げたりして、個性豊かな作品を作ることができました。
これはおまけですが、嶌田教授が用意した、背丈のあるカジメの実物を見たり触ったりしました。子供たちは興味津々です。プログラムの最後に、参加者から感想や質問もたくさんいただきました。
今回は、海藻について学び、海藻の海での役割や磯焼け現象について、またその対策についてのお話を聞いたり、海藻おしば作りを通して、海の環境についても考えることができました。
参加した子ども・保護者からの声
【※原文のまま掲載】
子ども:
・海そうにさわれたから楽しかった。
・おりじなるのカードを作れたから楽しかった。
・うみのはっぱをつかってカードをつくれてうれしかった。
・知ってたことも改めて知れたから良かった。
・最初なぜちゃいろからお湯につけるとみどりになるのか分らなかったから知れて良かったです。
かいそうにさわるのがはじめてだったからたのしかった。
保護者:
・藻が温暖化に関与していることを知らなかったので勉強になりました。
・子どもと一緒に参加したが、大人も勉強になる内容かつ子供も楽しめる(7歳、3歳)内容になっており、とても興味深かったです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:15人