瀬戸内海に面する県に横串を。岡山県・香川県・広島県から総勢30名の親子が集合!香川県・蔦島にて環境と食の体験共有。
瀬戸内わくわくプロジェクトは、海はみんなのものという意識を持ってもらおうと、岡山・香川・広島に住む子供たちが船に乗って島で出会い、島での環境と食の体験を共有するプログラムを、2024年度の最終回として香川県・蔦島で行いました。
2024.12.13
瀬戸内わくわくプロジェクトでは、海はみんなのものであるという意識を持ってもらうため、行政区域に捕らわれることなく、面的に瀬戸内海の面する県の子供たちや漁業関係者を繋ぎ、子供たちに海と魚を好きになってもらうための活動を行っています。2024年度は、瀬戸内海の3つの島で「島へ集まれ!子供たちと漁業関係者」と題したオリジナルプログラムが実行され、その最後を飾るのが、10月27日の香川県・蔦島での開催でした。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベントの記事はこちらです。
https://note.com/onesetouchi/n/n57db4b8152f7
開催概要
岡山・香川・広島に住む子供たちがそれぞれの県から船に乗って島で出会い、島での環境と食の体験を共有するプログラムです。
日程
2024年10月27日(日)
開催場所
香川県三豊市仁尾町 蔦島
参加人数
岡山県・香川県・広島県から参加の子供と保護者総勢30名
協力団体
ショッピングストア今川(地元スーパー)、株式会社安岐水産
岡山・香川・広島からは家族で船にのって香川県の蔦島に向かいます。
元々9月22日(日)に予定されていた香川県・蔦島での開催日程が、台風接近のため10月に延期になってしまいました。世界的な気候変動の影響なのか、比較的穏やかで天災地災が少ない瀬戸内地域も時に台風の進路に当たってしまいます。10月後半にもかかわらず、太陽が顔を出すと瀬戸内海はキラキラととても美しく3つの県からそれぞれの船に乗って島へ向かいます。
今回は、初めての無人島での「島へ集まれ子供たち!」開催です。
子供たちは、電気やガス、水道が当然に存在する環境で日々を過ごしています。そんな子供たちに、人が作ったインフラがない自然という環境の中で1日を過ごすという体験をしてもらいたいという想いを込めて無人島での初開催となりました。無人島に流れ着いた海洋ごみは拾って回収する人がいないので、溜まってしまう!と説明を受けた子供たちは頑張ってビーチの清掃を行いました。誰も住んでいない無人島にもこんなにたくさんのごみが流れ着いてしまうという現実を目の当たりにしました。
活きた魚を持ち込んでの無人島での食育プログラム
自宅の台所で魚を捌くという事をしない家庭も増えていると良く耳にします。また、保護者の皆様から、子供に活きた魚と子供が触れ合う場があったら参加したいとのリクエストも良く頂きます。私たちは、この島へ集まれ子供たちのプログラムの中に、活きた魚と触れ合い、それを捌く現場を見て、経験してもらう機会を加えて、魚食への関心を持ってもらいたいと考えて実行しています。活きた魚と出会った時の子供たちの笑顔と歓声は本当に素直な喜びで満ち溢れます。
地元スーパーの食品加工部さんとのコラボにより無人島でこんなに美味しいお昼ご飯
自然の中で美味しいご飯を食べるのもアクティビティの醍醐味です。仁尾町の地元スーパー今川さんの協力で、無人島でのケータリングが実現しました。活きたまま持ち込んだ魚も綺麗にお刺身になって登場。お皿は今回お世話になった里山ガイドの中野さんが、抗菌力があるハランを探してくれました。
海水浴の代わりに里海ガイドと一緒にネイチャー探検
水温はまだ高いものの無人島にはお湯が出ないため、海から上がった後に風邪を引いてはいけないということで、無人島のネイチャー体験に出かけることにしました。探検しながらごみも拾おうということで、みんな手にごみ袋を持っての探検となりました。
参加者からの声
・活きてる魚を捌いてお刺身で食べられたのが楽しかった。(男の子 10才)
・ごみがたくさんあって、お手伝いできて嬉しかった。(女の子 8才)
・無人島に漂着するごみが多くて驚きました。(保護者 男性)
・無人島で美味しいケータリングを頂けて感謝です。(保護者 女性)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:30人