水族館のお仕事をしよう!@静岡県 Part2 〜海と日本PROJECT〜
子どもたちが「海のお仕事」で仕事の流れをリアルに体験するイベントを開催。仕事の依頼を受けるところから始まり、計画を立て、研修を行い、実際に仕事をして、依頼を達成します。その後、レポートを作成・報告し、報酬としてイベント専用のお金をいただくまでを体験しました。
2019.12.03
海のお仕事プログラムは、お仕事の依頼を受けるところから始まり、報酬として“イベント専用のお金”をいただくまでをリアルに体験するプログラムです。海の仕事の裏側を体験し、子どもたちに海への関心を高めてもらうきっかけにしてもらいました。
子どもたちは、プログラムを通して今まで触れることのなかったお仕事の裏側を体験します。また、海に携わる人たちから海を取り巻く現環境を学び、日常における海への意識や環境に対する行動変化を持つことが目的です。さらに、実施したプログラムを海のお仕事図鑑(https://iko-yo.net/partners/uminohi_oshigoto)としてまとめ、より多くの方に、私たちの日常に密接に関わる海のお仕事を知ってもらい、海に関心を持つきっかけをつくります。
日程
2019年10月26日(土)
開催場所
下田海中水族館 (静岡県下田市3-22-31)
参加人数
6人 (子ども:3人、保護者:3人)
主催
企画:海のお仕事図鑑プロジェクト実行委員会
主催:下田海中水族館
水族館のお仕事を体験
10月26日(土)、お仕事プログラムの第15弾「水族館のお仕事をしよう!@静岡県」を静岡県下田市の下田海中水族館にて開催しました。
今回、子どもたちに与えられたミッションは、イルカショーで活躍するイルカのお世話をすること。子どもたちが行ったのは、イルカの食事の準備、健康状態のチェック、サインを使用したイルカトレーニングです。
お仕事体験を通じて、「水族館の役割は、海の生き物のお世話だけではなく、海の自然保護や調査研究も担っている」ということを学びながら、いろいろな業務にチャレンジしました。
お仕事の最後には、子どもたちが実施したお仕事の報告書を作成し提出。水族館の飼育員の方より、報酬としてイベント専用のお金を受け取り、一気通貫でお仕事の流れを経験しました。
海の生き物や海の環境を守る大切さを学んだ貴重な1日
今回の体験を通じて、子どもたちは「飼育員さんは私たちではわからないイルカの状態に気づくことができてすごいと思った」など、たくさんの気づきを得ることができました。
水族館の飼育員という目線から、海の生き物や海の環境を守る大切さを学ぶことができた貴重な1日となったようです。
後日、11月10日(日)には「海のお仕事 こども会議」を開催し、体験したお仕事紹介や子どもたちの報告書の展示、参加した子どもたちの表彰を行いました。
これからも今回の体験を通して得た海への関心が継続されることを目指します。
参加者の声
<子ども>
・飼育さんはイルカの点検をする時、よくイルカのことを見ていることが分かりました。自分はイルカの点検時、イルカの目が良くないことを気づくことができなかったが、飼育員さんは気づいていてすごいと思いました。
・イルカやクジラ、シャチは、同じ種類の生き物で、シャチが基準となっていることや、シャチより大きいのがクジラ、シャチより小さいのがイルカということがわかりました。
<保護者>
子どもは参加前は若干不安なようでしたが、実際に話を聞き、また体験することにより理解を深めることができたようです。遠くから見ているだけでは気づけなかったことを、身近に体験することにより、海や海の生物に興味を持ち、親しみを感じるようになったと思います」
・短い時間の中で子どもが成長しているなと感じました。座学も真剣に聞いていました。学校の授業では体験できないことができて良かったと思います。
・動物との触れ合いだけではなく、「教える」というのはどういうことなのか、子どもたちに伝われば良いと思います。
配布資料
・名刺
・報酬(イベント専用のお金)
・ノート
・お仕事体験後レポート
・海のお仕事 こども会議案内
・海の生き物シール
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:6人