日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 島根 〜海と日本PROJECT〜
全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。
2019.12.25
島根県では、日本遺産に認定された外ノ浦をしっかり観察し、「モノの輸送」における海の重要性を考えてもらいました。
今回は北前船の往来に端を発した島根県の「みなと浜田」の発展に目を向け、外ノ浦地域を陸から、そして海から見ることで、「モノの輸送における海の重要性」を考えます。そして、港町として栄える浜田の人々の生活と海とが密接に関わっていることを学びます。
日程
2019年7月2日(火)、9月4日(木)
開催場所
外ノ浦周辺、日和山、松原港周辺、浜田港 福井ふ頭
参加人数
20人(松原小学校 5年生)
主催
一般社団法人北前船交流拡大機構
協力
浜田市、浜田市教育委員会
山から眺めた外ノ浦
日本遺産に認定された外ノ浦の町並みや日和山方角石などを見学しました。
日和山から外ノ浦を眺め、外ノ浦の地形の特徴や港に適して理由を知り、「モノの輸送」における海の重要性を考えました。
海から見た外ノ浦
次は船に乗って、海から寄港地周辺を観察しました。ここでは、「外ノ浦が港に適した地形であること」「港があったおかげで地域経済や文化等の発展があった」ことを学びました。
また、現在の浜田港(福井埠頭)も見学して、現在の港とのつながりも学びました。
参加者の声
・浜田に外ノ浦があり、北前船が寄港したおかげで地元経済や文化が発展したことがわかりました。
・山から外ノ浦を見て、外海と内海で波の高さが違うことを知りました。実際に船に乗ると、内海は周りに山があるため波がなく穏やかなのに、外海は山が少ないため波が高いことを体験できました。
・昔は船にエンジンもなく、ライフジャケットもないので船に乗るのも命懸けだったとわかりました。
・浜田港はさまざまな国と貿易をしており、世界とつながっていることがわかりました。
・浜田の港は今も昔もたくさんの工夫や努力で貿易をしていたのだと思いました。
・船に乗って海を眺めたときにごみなどの多くの漂着物を発見しました。今後日本遺産の海を残していくために海の環境についてしっかり考え、海をきれいにする活動を行っていきたいと思います。
・今回学んだことを多くの人に知ってもらうために、情報を発信していきたいです。
メディア掲出
【テレビ】
7月03日 山陰中央テレビ 「TSK Live News days」
9月26日 山陰中央テレビ「ひるまえ えいっとくんハウス」
【新聞】
7月30日 山陰中央新報
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:20人