日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 北海道 〜海と日本PROJECT〜
全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。
2019.12.25
北海道では、石狩市の小学生が地元の町と北前船や食についての関わりを学ぶため、見学やフィールドワークを実施しました。
石狩は江戸期に北前船の集積港として栄えました。本格的な開拓が始まる前から蝦夷地の産品を求めて本州からの人々が集まったため、明治の初期では北海道で最も栄えた港町でした。このイベントは人々の暮らしと海、食と海について考え、地元について改めて認識する機会とします。
日程
2019年7月24日(水) 9:00〜13:30
開催場所
石狩市立石狩小学校・市内各所
参加人数
23人(小学校5、6年生)
主催
海と日本プロジェクト㏌ガッチャンコ北海道
共催
石狩市、石狩市教育委員会、石狩市郷土研究会
協力
金大亭
石狩市と北前船、そして食について知る
はじめに、北前船の概要を学ぶため、市内厚田区の道の駅に展示されている当時の様子を再現したジオラマを用いてワークショップを実施。その後、市内各所の北前遺構を見学して、身近に残る本州とのつながりを発見しました。
次に、イベントの目的である石狩市と北前船、そして食についてより深く学ぶため、石狩鍋の発祥と言われる割烹・金大亭を訪問。ここでは、石狩市からの主たる積み荷であった「鮭」についてのフィールドワークを実施しました。
そして「石狩鍋」を実際にいただき、一日のまとめを行いました。
参加者の声
・自分たちの住むまちが北前船により賑わっていた様子がよくわかりました。
・身の回りに、北前船で運ばれてきた物がたくさんあることを知りました。
・石狩は鮭の街として昔から全国に知られていたことを知りました。
・石狩川と海のつながりがあったから、北前船がたくさん来てくれたのだと思いました。
・鮭が昔ほどとれなくなってきたことを知りました。
・鮭がいつまでもとれるように、川も海もきれいに大切に守っていきたいと思います。
メディア掲出
8月18日 6:15~6:30 北海道放送 「サンデーサンデーDokiっと!」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:23人