日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 新潟 〜海と日本PROJECT〜
全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。
2020.01.08
江戸時代、全国各地の湊町には船乗りや水先案内人が天候や風向きを観測し、出入りする船を観察していた日和山がありました。新潟市中央区東掘通十三番町にある日和山もそのひとつで、新潟の湊の水先案内発祥の地として、また、まちを見渡す名所としても賑わっていました。
その日和山の近くにある日和山小学校5年生の子どもたちが、北前船を通して水先案内人の立場となり、海の価値を知り、歴史を紐解きながら、海と安全につき合うための「知恵・技術」を学んでいきました。
北前船を通じて新潟の海と川の地形により繁栄してきた経緯を知り、海が自分たちにもたらしてくれたものに気づいてもらいます。また、海があるからこその造船や漁業、海を守る海岸整備などの仕事を知り、地元の海を身近に感じ、大切にするためにどうすればいいかを自分たちで考えることを促します。
日程
2019年8月30日(金) 事前授業
2019年9月24日(火) ワークショップ
開催場所
新潟市日和山小学校 新潟市内
参加人数
65人
主催
海と日本プロジェクトin新潟
共催
新潟市
北前船で繁栄した新潟湊を知ろう
6名の新潟市シティガイドの皆さんの案内で、湊稲荷神社へ足を運び、願掛け高麗犬を回してみました。今に残る北前船の歴史と恵みを体感し、昔は海の安全といえば、日和浜から海の状況を判断することや祈願だったことを知りました。
現在の海の安全対策や仕事を知ろう
新潟市の真ん中を通る信濃川と海とを結ぶ、「ウォーターシャトル」に乗船しました。船上より川から海へつながる場所を見ながら、国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所副所長の山嵜一雄氏に話をしていただきました。
水理実験場を見学
ウォーターシャトルで体感、見学してきたことを確認するため、国内最大級の水理実験施設である水理実験場へ行きました。参加者は防波堤や各種ブロックが波に対してどのような挙動を起こすのかを観察しました。
参加者の声
・海について知らなかったことがわかって良かったです。
・いろんなことを見たり触ったりやったりして、楽しかったです。
・波の強さを知ることができました。
・海について貴重なことを知ったり、体験できて良かったです。
・昔のことや海のことなど、知らないことばかりでした。
・船に乗って楽しく学習できました。
・海は大人だけじゃなくて、子どもの自分たちにも関係あって、とても大切なものだということを知りました。
・未来にもきれいな新潟の海があるように、海を大切にしたい気持ちができたことが良かったと思います。
・海をきれいにしていきたいと思います。
・海を大切にごみを捨てないということを家の人やほかの人に伝えようと思います。
配布資料
調査メモ
メディア掲出
2019年8月30日 新潟放送 「BSNニュース」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:65人