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松江市美保関町「海ノ民話のまち」アニメ完成報告会

海ノ民話のまちプロジェクトは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化してきました。 このたび島根県松江市美保関町を舞台に制作されたアニメ「えびすさまとにわとり」が完成し、松浦市長にアニメの完成報告をいたします。

2021.03.12

海ノ民話のまちプロジェクトは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化しました。本プロジェクトは、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと“海”を語り継いでいくために始動しました。
このたび、「海ノ民話のまち」として認定された島根県松江市の松浦正敬市長を、認定委員長をはじめとする実行委員会メンバーが表敬訪問し、「海ノ民話のまち」松江市美保関町を舞台に制作されたアニメ「えびすさまとにわとり」の完成を報告する運びとなりました。

【島根県松江市に伝わる民話「えびすさま と にわとり」あらすじ】
物語の舞台は、島根県の最東端の港町「美保関(みほのせき)」。日本海や美保湾、そして中海に囲まれ、季節ごとの美味しいお魚がいっぱい獲れて、漁師さんたちは「えびすさまのおかげ」といっては、毎日毎日、美保神社(えびすさま)へのお参りを欠かしませんでした。そのおかげで美保関は平和な町として、みんな仲良く暮らしていました。
そんなえびすさまですが、毎日夜になると、中海という大きな湖の対岸にある揖屋(いや)へ船で向かい、揖夜神社にすむ美しい姫神さまに会いに行っていました。朝には美保神社へお勤めに戻らなければならないため、にわとりに「朝になったら一番に鳴いて報せておくれ。」とお願いをし、毎夜毎夜、揖屋へお出かけになっていたそうです。
そんなある日、そのにわとりが時を間違えて、夜中に「コケコッコー!」と勢いよく鳴いてしまいました。えびすさまは驚いて、急いで帰り支度をして、美保関に向かいました。あまりに慌てていたため、その際、船をこぐ櫂(かい)を落としてしまいました。仕方なく足で船をこいでいると、「ワニ(さめ)」がえびすさまの足をパクッ!!・・・えびすさまは足をおけがなされましたが、なんとか無事に美保関へ戻ってこられました。
その後、大好きなえびすさまが、おけがされたこととそのわけを知ったまちの漁師さんたちは、えびすさまにこのように誓いました。
「えびすさまをかんだワニはわれわれ漁師が退治します。それにしても、時を間違えたにわとりも悪い!だから、今後一切、にわとりを飼わないし、にわとりの肉とたまごも食べません。」
そして、それ以来、美保関の漁師さんや氏子さんたちは、その約束を守っているそうです。

完成報告会
<日時>
2021年3月19日(金)9:30~9:50
<会場>
松江市役所
<プログラム>
1.完成アニメ上映
2.会談
3.フォトセッション
<ウェブサイト>
https://minwa.uminohi.jp/

<お問い合わせ>
松江市・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会事務局(TSKさんいん中央テレビ)
メールアドレス:k.izumi@tsk-tv.co.jp