海のお困りごと解決!アオサの紙すき実験 3/13 〜海と日本PROJECT〜
アオサの有効活用法を探るため、アオサでによる紙すきを実験。海洋プラスチックごみについても考えました。
2021.04.12
大量発生して問題となっているアオサの有効活用法を探るプロジェクトの一環として、「アオサで紙を作ることができないか?」の実験を行いました。アオサの問題について解説したあと紙すきを行い、海洋プラスチックごみについても考えました。
当団体が活動する博多湾(福岡県)を含む閉鎖度の高い都市部の海では、近年、夏季の貧酸素状態の影響によりアオサ(アナアオサ、ミナミアオサ)が大量発生しています。
※ここで言う「アオサ」とは、通常食品に加工される「アオサ(ヒトエグサ)」とは異なる。
このアオサが大量発生すると、海中海岸には悪臭が生まれ、、また、海底に十分な光と酸素が供給されず、人間や水中生物、海藻類に重大な被害が及んでいます。
同様の被害が他地域においても起こっており、現状では自治体による一部の回収が行われているものの、明確な解決策が見出されていません。
このアオサを有効活用する方法を探るための第一歩として、アオサを使った紙すき体験のイベントを開催することにより、市民や同じ意識を持つ多様な主体と連携し、これまでになかった新しい手法による持続可能なアオサの活用方法の実現に向けて取り組んでいくことを目的としました。また、参加者に自分の生活と海との繋がりに気付いてもらい、「海と生物を守るためにはどうすれば良いか」「自分たちの生活が海に及ぼす影響とはどういうものか」を考え、豊かな海を守っていくための意識を高めることにも繋げていきます。
日程
2021年3月13日(土)
開催場所
西部3Rステーション(福岡市西区今宿青木1043-2)
参加人数
8人
主催
一般社団法人ふくおかFUN
協力
西部3Rステーション
アオサで紙が作れるか、実験してみよう!
ふくおかFUNでは、今期、新規事業として「博多湾のお困りごと解決!アオサ実用化プロジェクト」を始動し、大量発生して問題となっているアオサを回収し、ただ破棄するのではなく有効活用する方法を模索している。
今回のイベントでは、そのプロジェクトの一環として、水中世界を知るダイバーと市民が一体となって「アオサで紙を作ることができないか?」を実験する。
また、アオサの問題以外にも海の抱える問題を伝え、海洋環境問題を考えるキッカケとなるような内容とする。
<プログラム>
09:30 受付開始
10:00 開始挨拶・アイスブレイク
10:15 【海のお困りごと】アオサの問題について
10:30 紙すき実験
11:40 【海のお困りごと】海洋プラスチックごみ問題等について
12:00 終了
参加者の声
【子ども】
・アオサで紙を作れることを知ってビックリした。
・アオサが環境問題になっていることにビックリした。
・海のごみは町や家庭から出ていることが分かった。
・3Rについても知ることができた。
・また参加したいと思った。
【大人】
・実験自体が楽しかった。
・博多湾の生きものや海洋ごみ問題について知ることができた。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:8人