海岸での古来塩づくり体験教室
~海と日本プロジェクト~
2016.12.27
かつて塩づくりが盛んだった庄内浜で、昔ながらの加熱直煮蒸発製法による塩作り体験を通じて、人が生きてゆく上で欠くことのできない塩と「海との関わり」を学んでもらうことを目的とする。
日程
7月24日(日)、8月11日(木・祝)
開催場所
宮海海水浴場
主催
「海の日」記念事業実行委員会
協力
宮海海水浴場実行委員会
参加人数
7月24日:5組13名
8月11日:14組37名
事前準備として、海水をポンプで汲み上げた後、トラックを使って会場に運び、平釜に海水を移して薪を焚き海水を沸騰させながら、16時間かけて海水を濃縮させておきました。
イベント当日は、写真パネルを使って、塩が出来上がるまでの7つの工程を説明した後、再び釜を焚き、塩の結晶が姿を現したところで参加者がタモですくい上げました。
蒸発し、水分を少し含んだ結晶はキラキラと輝き、真っ白な塩をすくい上げた子どもたちの眼差しもキラキラと輝いて、“スゴイ”、“超キレイ”など感動の声があがりました。出来上がり前の塩を試食させたところ、“ニガしょっぱい”の大合唱。「ニガリ水」切り装置の箱に入れ、水をきって塩を焼き上げ、再び試食した子どもたちは、“甘い”、“旨い”と感動しながら塩の変化を味わいました。最後に出来上がった塩を使ったおにぎりなどを味わいました。
その他
参加者の声
・(昔ながらの方法で)塩を作るには16時間もかかり、しかも1トンの海水から15キロしか採れないということにとても驚きました。
・昔の人たちも塩を作るのにすごい苦労したんだろうなと思いました。そんな塩を使って作っていただいたおにぎりとジャガバターはいつも食べているものよりもとても美味しく感じられました。
・少し水分を含んだ塩の結晶はキラキラと輝いていて、とてもきれいでした。最初に舐めてみた塩は苦かったけど、できあがった後の塩は甘くて美味しかったです。こんな風に塩の味が変わるなんてびっくりしました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています