海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

山口の海でニホンアワサンゴの謎に迫り、小学生が海の未来を考えるイベント 「海と日本プロジェクト ぶち海体験隊Ⅱ 海の異変を調査せよ!」 全三回を実施しました!

海と日本プロジェクトinやまぐち実行委員会は、県内の小学生が「ぶち海体験隊」を結成し、7月4日(日)、8月3日(火)の2日間、ニホンアワサンゴの謎に迫り海の未来を考えるイベント「ぶち海体験隊Ⅱ 海の異変を調査せよ!ニホンアワサンゴと”瀬戸内のハワイ”」を開催いたしました。

2021.09.01

海と日本プロジェクトinやまぐち実行委員会は、県内の小学生が「ぶち海体験隊」を結成し、2021年7月4日(日)、8月3日(火)の2日間、ニホンアワサンゴの謎に迫り海の未来を考えるイベント「ぶち海体験隊Ⅱ 海の異変を調査せよ!ニホンアワサンゴと”瀬戸内のハワイ”」を開催いたしました。県内の新型コロナウイルス感染者増加に伴い、リアル開催からオンラインに切り替え、資料などを共有・ディスカッションする形で、全三回の活動からの学びを集約しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日時
2021年8月19日(木)~25日(水)

場所
オンライン開催

参加
ぶち海体験隊(山口県内の小学5・6年生 22名)

後援
山口県教育委員会

いま、山口県の海、世界の海で起きていることを学ぶ

隊員たちは過去2回にわたり、周防大島のニホンアワサンゴについて、まずは座学と水族館で学び、その後群生地で観察しました。合わせて、昨年の夏にはっきりした原因がわからない大量死があったこと、1年たった今の状況を目で見て学びました。水族館での講義やワークショップ、海に潜って実際に観察したり、群生地を望む海岸で腐葉土層が海に及ぼす影響を学び、「豊かな海資源は、すぐそばの山の自然に関係していること」「海をきれいにするためには、山もきれいにしなければならないこと」を深く理解しました。
学びの集大成として実施した今回のオンラインイベントでは、きれいな海を守るために何をすべきか、更に理解を深めるため、山口県廃棄物・リサイクル対策課の中原周行(のりゆき)主査による「いま世界の海、山口県の海、周防大島の海で起きていること」についての資料と解説文でも考察しました。海についてのワンポイント的なクイズを交えて楽しく学べるようになっており、最後に、きれいな海を守るため「ジブンゴト」として出来ることが例示され、隊員たちもそれぞれ、自分たちが出来ることを考えました。

これまでの体験と学びを手作り新聞等で表現、オンラインで意見募集

隊員たちは、これまでに学び、体験したことを更に多くの人たちに知ってもらうため、各自が手作りの
「体験新聞」を作成しました。また、周防大島の美しい海を自分たちだけでなく、広く一般の人々に伝えるため、海のポスター「うみぽす」をそれぞれが作成しました。オンラインツールで隊員たちの作品を掲載し、作品を見ながらこれまでの学びや体験を思い出しつつ、「海の現状について最も問題だと考えていること」と「今後はどうしたらいいか」という2つのテーマで意見募集を行いました。
「海の現状について最も問題だと考えていること」では、隊員からは、「どこにでも平気でごみを捨てていること、他の生物のことを考えずに、少しくらい海を汚しても大丈夫だろうという人間の意識について問題に思う」「海について知らないことが沢山あった、みんなが身近な海についてもっと関心を持たなければならない」という意見もありました。また「今後はどうしたらいいか」については、「ごみを拾う・捨てない・減らす」「これまで学んだことを他の人に伝える」「私たちでもできることがあると信じて、環境のこと、海のこと、生き物のことをもっと勉強したい」という意見をいただきました。
新聞づくりの指導をした読売新聞の方からは、隊員たちの新聞を見て「全体的には、写真やイラスト、図、小見出しなどをふんだんに使ったカラフルで、メリハリの利いた分かりやすい作品が多く、感心した。」「内容的にも、ニホンアワサンゴがなぜ周防大島の海に生息しているのかや、海と山の支え合いの仕組みをしっかり理解し、その豊かな自然を未来へとつなげていきたいという思いがよく伝わってきた。力作ぞろいで、読んでいて楽しくなった。」「2日間の成果をきちんとまとめられており、多くの人に情報を伝える「新聞」になっていた。編集後記も、それぞれが感じたことをうまくまとめており良かった。」と総評をいただきました。
「うみぽす」とは今年7年目を迎える企画です。新型コロナウイルスが収束した時、周防大島の海に多くの人に来てもらって活気を取り戻すことができる事を祈り、海の楽しい広告を作りました。
ニホンアワサンゴだけでなく様々な海の生物が登場し、瀬戸内海の魅力が伝わる個性豊かな力作が揃いました。周防大島での2日間の学びもしっかりと反映されていいます。

学びを形に!アワサンゴスイーツづくり

7月4日に隊員たちがアイディアを出し合ったニホンアワサンゴをイメージしたスイーツ開発の途中経過を確認。隊員たちのアイディアを元に周防大島町の老舗菓子店の「幸進堂」が試作品を製作しました。お披露目と試食は後日となりましたが、サイト内に掲載されたスイーツの写真を見ながらキャッチコピーや名前を考えました。
宝物や宝石に絡めたものや、サンゴ・泡などを表現したものなど、色々な案が出てきました。
■ネーミング案(一部)
・OSHIMAのタカラモノ、金魚島のたからもの、海の宝物
・サンゴのブーケ、エメラルドの花
・チョコアワクッキー、あわちゃん
■キャッチフレーズ案(一部)
・海の宝石をあなたに!!、海の宝箱をあけてみませんか?、珊瑚の海からの贈り物
・ぼくらが守りたい海のエメラルド
・お花じゃないよ、サンゴだよ!食べてくだサンゴ~!
・花畑をみんなで守ろう
このスイーツは周防大島を訪れる人にお土産品として販売したり、ふるさと納税の返礼品として全国の人たちに届けようとしています。ネーミングとキャッチフレーズでより魅力的な商品にしたいと思っています。
※ネーミング案にある「金魚島」とは、周防大島(屋代島)の別称。島の形が金魚に似ていることから地元の方たちが親しみを込めて呼ばれています。

3部にわたって行われた「ぶち海体験隊Ⅱ」。ニホンアワサンゴを通じて海を学び、海を感じた隊員たちは、これから山口県知事への提言、ニホンアワサンゴをイメージしたスイーツの商品化と販売、最後に読売新聞タブロイド判特別号を発行し、県内の小学5・6年生全員に配布する事を通して海を発信していきます。








 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:22人