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78人が参加!魚の分類方法を学ぶ「海の魚はおもしろい!‐海と日本PROJECT」を開催しました!

魚類を分類する学術的意味など北海道大学研究者が中高生向けにわかりやすく解説した講義動画と、魚の標本描画ポスターを展示したイベントを開催。標本は科学者たちの道しるべであり、脊椎動物の半数を占める魚の分類することの重要性と面白さを提示しました。

2021.10.08

北海道大学大学院水産科学研究院は、「魚類分類学」に係る本学研究者の講義動画配信と講義に関連したポスター展示を行うイベント「海の魚はおもしろい!‐海と日本PROJECT」を2021年8月9~11日に開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
北大の研究者による「魚類分類学」に関する講義動画を放映するとともに、動画講義関連ポスター展示
日程
2021年8月9~11日
開催場所
北海道新聞社1階「DO-BOX」(札幌市中央区大通西3丁目6)
参加人数
78人
後援
北海道新聞社

動画とポスターでわかりやすく魚類の分類を学ぶ

イベントは、北大大学院水産科学研究院・今村央教授による講義「魚類分類学のすすめ」(動画放映:約50分)と、魚類分類学では欠かすことができない魚のイラストポスター展示の2本立てで実施されました。
講義の中で、今村教授は魚類を分類することの学術的な意味を中高生向けにわかりやすい言葉で語りました。また、講義で話題となった魚を含むイラストポスター6点を会場内に展示、今村教授が描いた緻密かつわかりやすいイラストと説明を、参加者たちは興味深そうにじっくりと見ていました。
 

34,000以上の魚類を分類する方法とは?

今村教授は、講義の中で、脊椎動物全体の半分となる「魚類」を分類することの重要性、そして分類するための条件を話しました。科学においては、「何を(材料)」「どうして(方法)」「どうなった(結果)」のサイクルがきちんと再現されることが重要です。今村教授は、魚類分類学では、再現を保証するものが「標本」であることから、未来の科学者が研究を進める上で「標本」の適切な維持管理が必要と強調しました。世界各地の博物館や大学などに保存された標本は、研究者の道標といえるでしょう。なお、会場内に展示した今村教授の標本描画は、魚類分類学の研究成果の一つです。
来場者からは、「似たような魚がどのような基準で分類されるのかが、よくわかった」、「魚の精密な描写を見ると、その魚の生態を想像でき興味深かった」との感想がありました。
今回のイベントを通じ、来場者には「魚の分類」の重要性と面白さを感じて頂けたようです。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:78人