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有明海の恵みの宝庫、荒尾干潟にて「くまもと海のふりかけプロジェクト」を開催しました!

海と日本プロジェクトinくまもとは、くまもと海のふりかけプロジェクト 2021~荒尾干潟編~を2021年10月2日、3日に開催しました。

2021.10.18

海と日本プロジェクトinくまもとは、くまもと海のふりかけプロジェクト 2021~荒尾干潟編~を2021年10月2日、3日に開催しました。有明海の恵みの宝庫である荒尾干潟で海の環境や貴重な資源について学び、その恵みを詰めたふりかけを作りました。今年で3年連続の開催となるプロジェクトです。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2021年10月2日(土)、3日(日)
会場
荒尾市役所、荒尾干潟水鳥・湿地センター
参加人数
2日9人、3日11人
協力
荒尾市教育委員会、荒尾干潟水鳥・湿地センター、株式会社通宝

有明海と荒尾干潟の役割について考える

有明海は、栄養素が豊富な国内屈指の漁場であることから、「宝の海」と評されています。波も穏やかで水温の温かい干潟や浅瀬は国内有数の渡り鳥の飛来地であり、魚類の産卵や生育の場となってきました。しかし年々、荒尾干潟周辺の漁獲量は減っています。要因は干潟の酸素低下など様々あると考えられていますが、かつて盛んだったアサリ、タイラギ漁に携わる後継者不足も背景にあります。
初日の講師で荒尾干潟水鳥・湿地センターの中村安弘センター長は、荒尾干潟からのリモート中継で様々な生物を紹介し、子ども達は数種類のカニなどを興味深く観察しました。また、実験では干潟の浄化作用など役割について解説し、特産のアキアミを獲る伝統のモジ網漁について紹介しました。子ども達は、江戸時代から続くアキアミ漁が徐々に衰退している現状などを知り、様々な海の環境変化を自分ごととして考えました。

荒尾干潟の恵み「アキアミ」をふりかけに

2日目、子ども達は荒尾干潟についての学びを生かして、特産のアキアミなど有明海の恵みを具材にしたふりかけづくりにチャレンジしました。荒尾干潟編に先んじて取り組んだ海と少し離れた合志市の合志第一小学校からは「海を育むふりかけ」の取り組みについて学び、海に近い地域の自分たちだけでなく、ふりかけ作りをした仲間がいることに関心を示し、地下水や川が海につながることも知りました。「海がないところでも海ができるんだね」という子どもらしい感想も出ました。2年前から続く本プロジェクトのふりかけのラベルも参考にしながら、地元の有明海や荒尾干潟への思いを込めたふりかけのラベルをデザインしました。子ども達は、絵を描きながら「今までのふりかけよりカッコいいものにしたい」「江戸時代から続くアキアミ漁を伝説にしたい」と意気込み、「荒尾のふりかけを一番美味しくしよう」などと話し合いながら、アキアミや海苔などの具材をひとつずつ吟味して調合し、思い思いの1パック40gのふりかけを完成させました。

株式会社通宝の協力で具材の量を調整し完成したふりかけは、2021年11月20日(土)に熊本駅前広場で販売します。22日間の学びによって海への関心を高めた参加者の一人は「荒尾の海を知ってもらい、たくさんふりかけを売りたい」と話しました。このふりかけプロジェクトの集大成である販売会の前には、完成したふりかけを持ち寄る合志と荒尾の子ども達と、去年「のりがおいしいふりかけ」を作った熊本市の河内地区の子ども達が一堂に会し、それぞれの学びを発表し、海への思いを深めます。この交流会での学びも踏まえて、販売ブースに立つ子ども達は、自分たちの学びの成果と海への思いを多くの人に伝えます。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:20人