海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

~おいしい以上に、知ってほしい海がある。~【海のごちそうフェスティバル】を開催しました!

一般社団法人 海と食文化フォーラムは、10月15日(金)・16日(土)、二子玉川にて、47都道府県の協力・後援を得て「海のごちそうフェスティバル」を開催し、食を通じて海の未来を考える機会を提供しました。

2021.11.08

一般社団法人 海と食文化フォーラムは、2021年10月15日(金)・16日(土)、二子玉川にて、47都道府県の協力・後援を得て「海のごちそうフェスティバル」を開催し、食を通じて海の未来を考える機会を提供しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

「おいしい、以上に知ってほしい海がある。」をメインメッセージに掲げ、魚の日である10月10日(日)から世界食糧デーの10月16日(土)まで開催した”海のごちそうウィーク”のラストを飾るイベントとして開催された「海のごちそうフェスティバル」。海と食に関する調査発表を始めとした、有識者を招いて海についての情報を発信するステージや、日本全国の海産物等の物販やシーフードメニューのテイクアウト販売、全国の海の魅力や水産業に関するパンフレットコーナーなど「海のごちそう」をきっかけに、海に親しみ海の問題を自分ごととしてとらえるよう呼びかけました。

イベント概要
海のごちそうフェスティバル公式HP
https://shoku.uminohi.jp/gochiso-fes/
名称
海のごちそうフェスティバル
日時
2021年10月15日(金)11:00-18:00、10月16日(土)10:00-17:00
会場
二子玉川RISE ガレリア(東京都世田谷区玉川2-21-1)
主催
一般社団法人 海と食文化フォーラム
共催
日本財団 海と日本プロジェクト
海と食の地域モデルin熱海(NPO法人atamista)
海のレシピプロジェクト実行委員会
一般社団法人 全国道文化交流機構
一般社団法人 日本海老協会
はこだて海の教室実行委員会
全国44都道府県の海と日本プロジェクト実行委員会
協力・後援
全47都道府県(北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県)

オープニングイベント:おいしい、以上に知ってほしい海がある。「海と食」に関する意識調査結果

四方を海に囲まれ、海の恩恵を受けて生活をしている日本人が「食を入り口とした海」に対して、どのような意識や行動をしているか、実態を明らかにすることを目的に、2021年7月に一般社団法人 海と食文化フォーラムが調査を実施。日本財団 海野常務はこの調査結果を受けて、今回のオープニングイベントの冒頭で、調査結果の中で特筆すべき以下の2つを取り上げ、今後の海と食に関する取り組みの必要性について述べました。

●海の好感度は高くないが、食を通すと海の好感度は高くなる(68.5%が「海が好きだ」、90.2%「海は食にとって大切」と回答)
●海に関係する食文化の中で、「おいしい」に紐づくことは興味が高い、一方で、海に関係する食文化の中で、「おいしい」に直接紐づかないことは、興味関心が低い(44.9%「旬の魚なの選び方に関心がある」、10.5%「漁師の暮らしや漁法に関心がある」と回答)

「海と食」に関する意識調査についての動画はこちら:https://youtu.be/Xt9qRzids3M
「海と食」に関する意識調査結果レポートはこちら:https://shoku.uminohi.jp/report/

本イベントの開催に至る経緯について、日本財団 海野常務より、「地球の7割を占める海は、環境問題の議論の中心となりつつある。海水の温暖化、酸性化、ごみの問題、ここ数年いろんな変化が起きている。何のアクションも起こさないと、私たちや次世代も”海のおいしい”を失ってしまう可能性がある。この調査から、”おいしい”ことへの関心が高いことが分かったため、そこを入口に、経済、歴史、食文化、地質、そして環境といった『おいしい、以上に知ってほしい海』について、興味関心を高めていくことが有効」と語られました。

続いて行われた、服部学園校長 服部幸應氏、令和のお魚王子 鈴木香里武氏によるトークセッションでは、「今までとれていた魚がとれなくなったり、魚の旬の時期が変わってくるなど、環境が変わってきている。おいしさからは幸せを感じることができるので、”おいしい”を入口として、未利用の魚を知ったり海で起こっている課題に気づいていけるといい」など、活発な意見交換が行われました。

トークセッションの動画はこちら:https://youtu.be/s7SC1CAsNaw

大盛況!海のごちそうマルシェ

北海道から沖縄まで、40都道府県の海産物や海に関連した特産品を販売する海のごちそうマルシェでは「海と日本プロジェクト」から生まれたユニークなコラボ商品や海にちなんだ地域の特産品が勢揃い。商品の特徴やストーリーを詳しく紹介するスタッフとの会話を通して、地域の海の現状にについて知るきっかけになりました。

漁港・海鮮市場を中継を結びリアルな「海の食体験」をお届けする「海プロ市」

全国各地の海を繋いで、その土地の「海の恵み」を生中継でご紹介する「海プロ市」は、各地の「海と食のクイズ」に挑戦して正解すると「海の恵み」をつめ合わせた豪華賞品がもらえる企画。各地域と中継でつなぎ、臨場感溢れる映像を見ながら、海にまつわるクイズに熱心に答える姿が見られました。
クイズの正解者は「漁師さんの活気あふれる様子を見てわくわくしました。新鮮な海の幸のセットが届いたら、どんな調理をしようか今から考えてます。」と喜びの声が聞かれました。

「海のごちそうキッチン」では人気の函館ブリたれカツバーガーを販売

地球温暖化の影響で、北海道の函館など道南で漁獲が増えているブリの活用を進めるため「はこだて海の教室実行委員会」と地元の料理人が共同で開発した「函館ブリたれカツバーガー」。5月から9月の週末、函館エリアを中心にキッチンカーで移動販売を行ったところ、2500個以上を販売し、新しいご当地グルメとして人気を集めています。Twitterをご覧になったお客様が「函館ブリたれカツバーガーはどこですか?」とお求めになる場面も。首都圏での販売は今回が初めてでしたが、このバーガーを通じて函館の海の豊かさや起きている海洋の課題に興味を持つ人も多く、活動に手ごたえを感じました。
ブリたれカツバーガーとは? https://buritarekatsu.jp/
函館市民にはなじみのない魚、ブリ。しかし近年、地球温暖化の影響により、函館近海で「ブリ」の漁獲量が急増しています。「函館ブリたれカツ」は、ブリを活かした新しい食文化を創造することを目指して、2020年10月に誕生したご当地グルメです。

参加者の感想

2日間にわたり、老若男女問わず、笑顔で散策している様子が見られました。お買い物しながら商品を手に取り、各地域の販売員との会話が盛り上がっていたり、ステージを真剣に聞き入る姿が印象的でした。
・ステージでのお話しの中で、このすぐ近くの多摩川でも海からスズキや鮎がたくさん遡上してきていると聞きました。都会に住んでいてもやっぱり海とつながっているんですね。環境を守るために自分の暮らしの中でなにかできることを考えてみたいと思います。
・子どもがおさかな解剖教室に参加しました。じっくりと魚の生態や解剖の様子を見ることができて、目を輝かせて喜んでいたので、こういう機会があればまた参加したいです。
・海にちなんだユニークな物産が並んでいて、選ぶのが楽しかったです。おいしいものを食べたいという気持ちはみんな同じだと思うので、子どもたちがおいしい海の幸をずっと食べていけるように考えないといけないですね。






 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています