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香川県三豊市で小学生向けに海のお仕事体験プログラムを開催しました!

香川県三豊市で小学生向けに海のお仕事体験プログラムとして秋のカキの種付け体験会を、カキ養殖の漁師さんご協力のもと開催しました!質疑応答などの会話の中で温暖化や後継者不足などの問題についても学ぶきっかけとなりました。

2021.11.11

NPO法人イドバタは、香川県三豊市で小学生向けに海のお仕事をより身近に感じてもらうために、2021年10月10日に小学生向けに海のお仕事体験プログラムとしてカキの種付け体験会を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
小学生向け海のお仕事体験プログラム
日程
2021年10月10日
開催場所
詫間漁協カキ作業場・三豊市文化会館マリンウェーブ
参加人数
10名

カキも海も世界もつながっている

海のお仕事を体験してもらうために、詫間漁業協同組合のカキの養殖事業者の漁師さんにご協力いただき、秋のカキの種付け体験会を実施致しました。
カキの幼生が付着したホタテ貝を養殖筏に吊るすロープに挟み込む作業の体験ですが、簡単そうに見えてコツが必要なのですぐには上手くいきません。何度か丁寧にゆっくりと作業を行い、段々とコツをつかんでいきました。
1年もの、2年もの、3年ものと並べて徐々に大きくなるカキに驚き、さらに中の身の大きさにも驚きました。「大きさだけではなく、身の白さも重要」と美味しいカキを見極めるポイントも教えていただきました。
体験会の後は、事前に用意してきた漁師さんへの質問会に移行し、「温暖化の影響は受けていますか?」という質問には「確実に影響は受けている。海の貧栄養化を懸念する声はあるが、それよりも温暖化が深刻。」とご説明いただき、カキも海も世界もつながっていることを知るきっかけとなりました。

後継者不足

カキに関する質問会の後、カキ共同作業場の中に移動し「昔はここも人がいっぱいだった。今は半分以下になっている。」と寂しい現状を説明いただきました。
三豊市の荘内半島はSNSに投稿された父母ケ浜の幻想的な写真やNewYorkTimesにも取り上げられた紫雲出山によって観光客の流入が多くなり、豪華なゲストハウスが増えてきたため、地方創生が為されているかのように見えるものの、一方で地元漁師の高齢化に歯止めがきかず、漁業従事者は減少の一途を辿っています。
「地域でカキを養殖していることも知らなかったし、後継者不足になっていることも知らなかった。まずは食べて応援したい。」と参加者の声もあり、11月下旬から始まるカキの出荷を楽しみに待つ人を増やすことができました。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:10人