未来をつくる子どもたちに海の変化を知ってほしい 函館の小学校10校の給食に「函館ブリたれカツ」無償提供!
はこだて海の教室実行委員会は、近年、函館周辺海域で漁獲量が急増しているブリの認知と消費拡大を目的に、2021年9月15日(水)に学校給食に函館ブリたれカツを無償で提供いたしました。
2021.11.18
はこだて海の教室実行委員会は、近年、函館周辺海域で漁獲量が急増しているブリの認知と消費拡大を目的に、2021年9月15日(水)に学校給食に函館ブリたれカツを無償で提供いたしました。
この取り組みは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しており、はこだて・ブリ消費拡大推進協議会からブリの無償提供を受け実現いたしました。
開催概要
全10校に函館ブリたれカツを給食無償提供
日程および提供校
2021年9月14日(火)神山小学校・赤川小学校
2021年9月15日(水)千代田小学校・本通り小学校
2021年9月29日(水)大森浜小学校・八幡小学校
2021年9月30日(木)昭和小学校・柏野小学校・日吉が丘小学校・北日吉小学校
児童総数
2934名
協力
はこだて・ブリ消費拡大推進協議会(渡島総合振興局)
ブリや海に関する授業も実施
はこだて海の教室実行委員会は、今まで日本南部で多く獲れていたブリが地球温暖化の影響で海水温が上昇がしたために北上し、近年函館近海で漁獲量が急増していることについてや、ブリの生態について紙芝居を使って未来を作る子どもたちにもわかりやすい授業を実施いたしました。当初は、全校の対象クラスに赴き、対面授業を行う予定でしたがコロナの影響で中止となり、学校の協力の元、千代田小学校はオンライン授業を、その他の9校には事前に作成したDVD放映を実施したのち、教諭による校内放送で同内容を放送いたしました。北海道民にはブリの食習慣が少なく、消費量は全国平均の半分以下で大半が冷凍して国外へ出荷されています。はこだて海の教室実行委員会は、ブリを地域で流通させて新たな食文化が作れるよう、函館の新しい資源であるブリをもっと身近に感じてもらいたいと同時に、海の背景や未来に関心を持つ人を増やす事を目的に活動しています。
コメントや感想
【児童からの声】
・函館といえばいかだと思っていたのに、ブリの獲れる量が増えていることがわかった。
・こんなにおいしい食べ方があるのだと初めて知った。
・すごくおいしくてまた給食で出してほしい!
・家でも食べたいからレシピが知りたい!
【栄養教諭からの声】
・ブリには不足しがちな鉄分を多く含むことから、学校給食にも積極的に取り入れていきたい食材です。牛乳にひたすことで、こんなにも青魚の臭みが気にならなくなるとは驚きました。
・魚嫌いで、献立名を聞いただけで口にもしてくれない児童が数名います。その子たちが、今日の函館ブリたれカツは「すごくおいしかった」とたくさん食べてくれました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:2,934人