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大田区立清水窪小学校で「海と日本PROJECT 海洋プラごみについて考えよう!」を開催しました!

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターは大田区立清水窪小学校にて海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックについて学ぶ出前授業を実施しました。実際の海岸の砂やプラスチックごみ等を観察し、引き続き日本の現状と自分たちにできるアクションを考えていきます。

2022.02.04

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターは、2021年11月15日(月)に大田区立清水窪小学校にて、海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックについて学ぶ海洋教育出前授業を実施しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

海と日本PROJECTの一環で、5年生を対象とした海洋教育出前授業を実施
日程
2021年11月15日(月)
開催場所
大田区立清水窪小学校
参加人数
児童:67名、教員:2名
協力団体
お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター

マイクロプラスチックって見たことある?

大田区立清水窪小学校の5年生はサイエンスコミュニケーション科において海洋教育に取り組んでいます。当日までに、横浜市が制作した動画や調べ学習を通して、海洋プラスチックごみのことやマイクロプラスチックについて簡単な知識は身に付けていました。しかし、子供たちはまだ本物のマイクロプラスチックを見たことがありませんでした。そこで、はじめに千葉県館山市の海岸から採集された、本物のプラスチックごみやマイクロプラスチックを観察しました。「マヨネーズのふたみたいなのがあった」「ストローがあるね」「これはペットボトルのふたじゃないかな?」と子供たちは元々の製品を想像しながら観察していました。ここで、5mm以下のプラスチック片をマイクロプラスチックと呼んでいることを紹介すると、子供たちは定規を取り出して大きさを調べていました。

日本の海岸の現状はどうなっているのだろうか?

本物の海洋プラスチックごみを見た子供たちは、日本の海岸の現状についてさらに関心が高まった様子でした。そこで、特別に千葉県の海岸の砂を取り寄せて、どのようなごみがあるのか調べてみました。今回は目視で確認する方法と、水に浮いてくる物を分別する方法の2つの方法で調べました。砂を目でよく見てみると、いくつかの班から「あった!」と声があがりました。続けて、砂を容器に移して、水道水を注ぎ、スプーンでぐるぐるとかき混ぜると、砂の中に埋もれていた様々なものが浮いてきました。植物や海藻の破片などに混ざって、赤や青のカラフルな破片が見つかりました。思わず「きれい!」と叫んだ子もいましたが、これが海岸の砂から出てきたプラスチックごみであることを思い出し、複雑な表情を浮かべていました。10分ほど作業をすると、残念ながら全ての班から、プラスチック片が出てきてしまいました。思ったよりも少なかったと考える子もいましたが、多くの子供たちが思っていたよりも多いと考えたようです。

子供たちはさらに日本の現状について調査をすべく、後日、別の海岸へ実際に足を運んで、本日の経験を活かして調査をする予定です。いくつかの場所を比較しながら、日本の現状を捉えて、私たちにできるアクションを考えていきます。

内陸地域での子供たちでも海とのつながりを考えるきっかけに

お茶の水女子大学は海から離れた内陸地域の子供たちでも海とのつながりについて考えるきっかけを作ることができるよう、海洋教育カリキュラムや教材開発を進めたり、出前授業を行ったりしています。

過去の取り組みやプロジェクトの概要は以下のサイトもご覧ください。
https://sites.google.com/view/ocha-ocean

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:69人