くまモンも応援!有明海の恵みの宝庫で江戸時代から続くアキアミを使ったふりかけを作成・販売しました
海と日本プロジェクトinくまもと実行委員会が企画したオリジナルふりかけ作りは今年で3回目となりました。今回は子ども達が、干潟の生き物調査を体験したり、地下水と海のつながりなど知り、熊本の海について思いを込めたオリジナルふりかけを開発。11月20日(土)に販売会を実施しました。
2022.02.09
海と日本プロジェクトinくまもと実行委員会が企画したオリジナルふりかけ作りは今年で3回目となりました。今回は子ども達が、干潟の生き物調査を体験したり、地下水と海のつながりなど知り、熊本の海について思いを込めたオリジナルふりかけを開発。実は熊本はふりかけ発祥の地であり、海の学びやメッセージを消費者に直接届けたいという思いで11月20日(土)に販売会を実施しました。商品開発には地元メーカーにも協力いただきました。熊本市・合志市・荒尾市の子ども達30人がこれまでの活動をPRし、熊本駅の駅前広場の特設ブースで多くの人にふりかけを購入してもらいました。また、3つの地域から集まった子ども達は、それぞれの地域での学びについて共有し、海を大切にすることの大切さを改めて認識しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日時
2021年11月20日(土)11:00~16:00
開催場所
JR熊本駅前アミュひろば(白川口)
参加人数
熊本市(17名)・合志市(5名)・荒尾市(8名)の小学生 30名
地元の子どもたちがデザインした3つのオリジナルふりかけを販売
今回販売した3つのふりかけは、パッケージを子ども達がデザインしました。内陸の菊池川流域の合志市の子ども達が作ったものは、地下水と海を育む大地の恵みを詰めたもので、有明海とのつながりアピールするためにパッケージに「海をはぐくむ」というコピーを付けました。子ども達は、雨、地下水、海水のつながりを学校での模型実験などで学び、地域の作物と地下水の関係をしっかりと意識するようになりました。会場では「合志のふりかけ」を声を張り上げて販売し、多くの人が足を止めてふりかけを手にとっていました。また、海に近い地域に住む荒尾市の子ども達が作ったパッケージには、具材にした有明海のアキアミや、荒尾干潟の生き物を描きました。アキアミの漁獲量が減っていることは10月の荒尾での学習会で子ども達の心に刻まれ、販売会では「有明海のアキアミがたっぷり入ったふりかけ美味しいですよ」と声をかけながら、地元の海への思いをお客さんに届けました。お客さんから「どれが美味しいの?」と質問を受けると、「荒尾のふりかけは、江戸時代から続く伝統の漁法で獲れた貴重なアキアミが入って美味しいです」と自分達の作ったものを自信を持って売り込んでいました。子ども達が海や大地の恵みを詰めた商品とメッセージを届けたことは、海を守ることの大切さを自分事として考えることに結び付きました。
会場からLIVE配信!くまモン、かんあきチャンネルも参加し幅広く発信
販売会当日は、会場からYouTube生配信を実施、販売会に参加した子ども達が商品をPRしました。また、熊本県のキャラクター「くまモン」も登場し販売会を盛り上げ、ふりかけの具材のブレンドにも挑戦しました。さらに人気YouTuberかんあきチャンネル(登録者数336万人・2021年12月時点)のあさひさん、ぎんたくんが販売会で3種のふりかけを購入する場面などを撮影しました。12月1日にはかんあきチャンネルでオリジナルふりかけを食べるシーンがアップされ、再生回数は2日間で20万回に達し、12月7日現在で41万回を超えました(※)。人気者が参加したことで拡散力は増し、多くの人に熊本の海を守ることの大切さを伝えることができたのではないでしょうか。
参加した子ども達・保護者の声
販売会の前にはJR熊本シティーやくまもと森都心プラザの協力で会議室を使って各地域の学びの成果を発表し、ふりかけをPRするための値札やPOPを作成しました。
生配信で「合志のとてもおいしいほうれん草が入っています」とPRしてくれた子は、会場を回って多くのお客さんに直接声をかけてふりかけのアピールもしていました。販売会を終えた子ども達からは「ほかの地域の子と仲良くなれてよかった」「みんなと協力してふりかけがいっぱい売れてうれしかった」などの感想があり、異なる地域の交流の成果もありました。
3つの地域が合同で参加したことで、自分達の地域以外の「海の学び」を共有し、生配信でのMCとの掛け合いでは、マイクを通して自分の言葉でしゃべることで、各地区で海について学んだことを振り返ることもできました。販売に携わった我が子を見守る保護者は「積極的に声を出して楽しそうにやってるね」「子どもなりに海について考えるようになりましたよ」などと目を細めていました。
また、各地域の行政、教育委員会、学校関係者も取り組みの趣旨を理解した上で、販売会当日まで協力をして頂きました。販売会の賑やかな様子を目にした人や実際にふりかけを購入した人には、子ども達の懸命な姿と海へのメッセージが印象深く伝わったはずです。
かんあきチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=ve05DDXyWb8
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:30人