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『海の落語プロジェクト』「環境エネルギー・ラボ 2021 in せたがや」に参加!立川こしらが「海落語」をオンラインで披露!

海の落語プロジェクト実行委員会は、「環境エネルギー・ラボ 2021 in せたがや」に参加し、事前に参加申し込みをした小学生50名を対象にオンラインワークショップとして、立川こしらによる海落語「ごみ捨てガニ」の披露と、環境専門家の井手迫義和による「海問題の授業」を行いました。

2022.02.17

海の落語プロジェクト実行委員会は、「環境エネルギー・ラボ 2021 in せたがや」に参加し、事前に参加申し込みをした小学生50名を対象にオンラインワークショップとして、立川こしらによる海落語「ごみ捨てガニ」の披露と、環境専門家の井手迫義和による「海問題の授業」を行いました。
「環境エネルギー・ラボ 2021 in せたがや」は、2017年から毎年開催されている環境とエネルギーについて家族みんなで楽しく学び、体験できる環境イベント。新型コロナウイルスの影響で、去年と今年はオンラインで開催されています。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
立川こしらによる「海落語」の披露と、井手迫義和による「海問題の授業」の実施。
日程
2021年10月30日
開催場所
オンライン開催
参加人数
50名
協力団体
環境エネルギー・ラボ実行委員会事務局

オンラインにて立川こしらによる「海落語」を披露

落語は客前で行い、落語家の噺にお客様が反応し、それに落語家が呼応して盛り上がっていくものですが、今回はオンラインのため、立川こしらの前にはお客様はいません。オンライン開催で観客の反応が見えづらい状況の中で盛り上がるのかと心配されたものの、さすがは真打ち・立川こしら、見事に盛り上げて見せました。披露したのは創作海落語「ごみ捨てガニ」。海岸のごみを拾うカニが主人公の噺で、空き缶をポイ捨てする小学生、掃除機を捨てていくおじさん、失恋をして花火を捨てていく若者、彼らに腹を立てたカニが怒って、集めたごみを撒き散らしてしまい、それを見た小学生たちがごみを拾い集め、いつしかそれが習慣となり、クラブ(CRAB=カニ)活動と呼ばれるようになったという噺。立川こしらが演じる登場人物の様子に、オンライン参加の50人の小学生たちは一様に笑顔を見せ、ミュートされている画面の向こうから笑い声が聞こえてくるようでした。

海洋ごみと海の健康について考える「海問題の授業」の実施

海落語の後には、立川志らくも参加して環境専門家の井手迫義和と共に「海問題の授業」を実施いたしました。海洋ごみはなぜ発生するのか?海洋ごみは魚にどんな影響を与えてしまうのか?海洋ごみ問題を放置しておくと、2050年の寿司屋はどんな寿司ネタになってしまうのか?など、スライドを使ってオンライン参加の小学生たちに説明を行いました。今は豊富な魚介による寿司ネタを揃える寿司屋が、2050年には貧相な寿司ネタばかりになってしまうという事実に、小学生たちは少なからずショックを受けていた様子でしたが、その分小学生たちに海の問題を身近に感じてもらえたようでした。

「海の落語プロジェクト」の活動について

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。海の問題を難しく考えたり、押し付けたりするのではなく、①日本の伝統文化である落語の“笑い”を通じて海の現状を面白く伝え、興味を持ってもらう/②“環境の専門家”によるトークで、楽しく分かりやすく伝えていく。そうすることで、多くの人に海の問題を知ってもらい、“自分ごと”としてとらえてもらう事を目的とするプロジェクトです。
さらにSDGs「14.海の豊かさを守ろう」にあたる「海の温暖化や酸性雨」「海洋ごみの問題」「漁業資源の問題」などをテーマにした落語を用意しているので、学校やイベントでのSDGs学習に活用していただくことが可能です。「海の落語プロジェクト」では、出前授業の申込みを募集中です。詳しくは公式サイトをチェックして下さい。
https://umirakugo.uminohi.jp/

「海の落語プロジェクト」の活動経歴について

「海の親子寄席プロジェクト」は昨年度、小学校・中学校への47回の出前授業を実施し、3500人超の子供たちに海の環境問題を落語で楽しく伝えてきました。今年から装いも新たに「海の落語プロジェクト」と名前を変え、50回の開催を目指して6月から活動を開始。新型コロナウイルスの影響により、延期や中止になってしまった学校もありましたが、6月4日から10月30日までの間に、東京・神奈川・石川・香川で12回の出前授業を実施することができ、小学校7校/中学校2校/イベント3件で合計約650名の方々に海の現状を巧みに盛り込んだ海落語を披露いたしました。


イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:50人