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県魚ハタハタは寒がりさん?「ハタハタを守ろう!~現状と変化を学び未来へつなげよう~」を開催しました!

海と日本プロジェクトin秋田県は、秋田県魚のハタハタの取り巻く環境問題や変化について学ぶび海で遊ぶ体験型プログラム「ハタハタを守ろう!~現状と変化を学び未来へつなげよう~」を7月31日(土)~8月1日(日)に由利本荘市岩城町、男鹿市で開催いたしました。

2022.02.18

海と日本プロジェクトin秋田県は、秋田県魚のハタハタの取り巻く環境問題や変化について学ぶび海で遊ぶ体験型プログラム「ハタハタを守ろう!~現状と変化を学び未来へつなげよう~」を7月31日(土)~8月1日(日)に由利本荘市岩城町、男鹿市で開催いたしました。

毎年、県民の冬の楽しみでもあるハタハタの漁獲量が年々減少傾向にあります。なぜ減ってきているのか、また秋田県の海の特徴や変化について岩城と男鹿の海について「秋田の海の魅力をもっと知りたい!守りたい!」そんな熱い思いと秋田の海の現状と未来について考えた2日間の記録です。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

ハタハタを守ろう!~現状と変化を学び未来へつなげよう~
日程
2021年7月31日(土)~8月1日(日)
開催場所
秋田県由利本荘市岩城町、男鹿市
参加人数
小学5・6年生(秋田県内) 15名
協力団体
ふたごビレッジ、秋田県水産振興センター、男鹿水族館GAO

1日目:県南の岩城の海で学んで遊ぼう!

1日目は県南に位置する由利本荘市岩城地区ふたごビレッジでワークショップがスタート!
調査隊はまずは岩城地区の海の特徴や現在抱える問題について学びました。
ハタハタは砂泥底低水域に生息する魚で海水温度が下がる秋から冬にかけて産卵のため群れを作り浅瀬へ寄ってきます。しかし海水温度上昇により近年漁獲量が減少傾向にあるとされ温度が下がりきらないため男鹿など県北地方へ移動できず結果県南地域までで止まってしまっています。ハタハタといえば男鹿のイメージの子供たちは少し驚きを感じていました。

調査隊は午後から実際に海でシュノーケリングやサーフィン体験。海をより身近に感じてもらいました。またみんなの海を全力で楽しんでもらうため、ふたごビレッジの常連の仲間たちが協力、ふたごビレッジでは岩城地区にねざした海のアクティビティを提供しています。大人から子どもまで楽しめる新たな〈遊び場〉として地元にも愛されており、海というアクティビティから離れてきている子供たちにも安全に海の魅力をやさしく教えてもらいました。

夜はお楽しみの地元海の幸のバーベキュー!秋田県は様々な海産物が捕れる海の食の魅力がいっぱいです。実際にどんな魚が採れるのかをさばきながら教えてもらい、様々な種類がいることや調理の方法を学びました。綺麗な海があるから美味しい魚がたくさん捕れること、海がみんなの食生活を支えていることを知り、普段あまり好んで魚を食べない子供たちもこれからは好き嫌いせずしっかり食べる!とモリモリ食べていました。一番人気はみんなが大好きシーフードカレー!魚の頭や骨からとれたおいしいエキスもはいったカレーでおなか一杯になりました。

2日目:男鹿の海とハタハタの生態や生息環境について学ぼう!

調査隊は2日目、男鹿に移動し、秋田県水産振興センターを見学しました。
なぜ男鹿のイメージのハタハタが岩城地区でとれるようになってきたかの疑問を調査隊がセンターの職員に質問。これに対し、職員は海水温の変化や餌であるプランクトンの減少などが原因として考えられる、魚の減少には食物連鎖が大きくかかわっていること、単純に海水温の変化で個体が住みにくいというわけではないと。これには一同納得。また、ハタハタは元々30年周期で増減を繰り返している魚という事実。また、自然の摂理だが環境の変化に適応できず減少していく海洋生物も存在しており、秋田県水産振興センターなどでの資源管理が非常に重要であることを学びました。

当たり前に食卓やスーパーに並んでいる魚たちが実は漁獲量の制限や稚魚の飼育など資源管理が行われている背景があることを知り、子どもたちは自然と感謝の言葉を述べており、また環境保護に少しでも貢献できるよう自覚が芽生えており頼もしさを感じました。
食卓ではよく見る魚ですが、実際にハタハタが泳いでいる姿を見ることは珍しく、初めて見たという子どももいました。今回滅多に入ることができない飼育現場の裏側を見学させていただき、飼育の難しさや様々な種類の海洋生物がいることを学びました。

ハタハタの海を守ろう 2日間の集大成!発表会

身近なハタハタを皮切りに様々な体験を通して秋田県の豊かな海について学んだ調査隊。
岩城や男鹿の海の豊かさ、楽しさに触れた一方で美しい海に危機が訪れていることも目のあたりにしました。秋田の海を守ろう、未来に残そうと頑張っている方々の存在を知ることができました。
まとめ学習では、その方々に頼るだけでなく2日間の様々な体験から学び感じた「自分たちでもできること」や「美しく豊かな秋田の海を残すにはどうしたらいいか」など考え、それを子供たち自身の言葉で発表しました。
また学んだことを友人や家族など周りの人たちに伝えたいとの思いで、それぞれが今回の体験や学びを自由に表現したイラストが完成しました。こちらのイラストを基にエコバッグを作成し今後県内各所で販売し広く発信されます。
参加した子供たちの表情はイベント開始前と後では大きく違い頼もしくまた熱い決意で海を自主的に守るリーダーとして行動を始めてくれています。


 
 
 
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:15人