ときがわ町の山の子が海を食べ尽くす!海と日本プロジェクト特別献立「海彩給食」
海と日本プロジェクトin埼玉県実行委員会は、埼玉県ときがわ町内の5つの公立小中学校で、魚や海藻をふんだんに使用した特別献立の「海彩(うみいろ)給食」を2021年7月15日(木)に実施致しました。
2022.02.17
海と日本プロジェクトin埼玉県実行委員会は、埼玉県ときがわ町内の5つの公立小中学校で、魚や海藻をふんだんに使用した特別献立の「海彩(うみいろ)給食」を2021年7月15日(木)に実施致しました。
この取り組みは、未来を担う次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
海なし県・埼玉の中でも、特に山に囲まれた自然豊かなときがわ町に住む子どもたちの間では、魚を好んで食べない=魚離れが深刻化しています。児童・生徒が美味しく、楽しく魚を食べられるようにと考えられた特別献立の給食を味わい、ときがわ町の子どもたちが海や魚について考えました。
日時
2021年7月15日(木)12:10~13:00
会場
ときがわ町立明覚小学校
プログラム
1.4時間目の授業終了後、すぐに配膳準備
2.配膳後、栄養士による献立説明とミニ学習会
3.児童・生徒が食べ終わった後、インタビュー取材可能
魚を食べて、海を感じて!ときがわ町で特別献立「海彩給食」
当日は、最初に献立を考えた栄養士の豆田さんによるミニ学習会を行い、給食に使われている魚や海藻などの栄養価や、海なし県・埼玉と海とのつながりを説明してくれました。その後、手を合わせて全員で「いただきます」をすると、児童たちはすごい勢いで給食を頬張ってくれました。普段は嫌がる子が多い、「サバ」も「ひじき」もあっという間になくなりました!そして、開かれた「おかわりジャンケン大会」。児童たちが次々におかわりをして、完食しました。
「みんなと一緒だから食べられた!」児童たちの反応は…
すべての献立に海の幸をふんだんに使った「海彩給食」を食べ終えた児童たちからは、「海を身近に感じられた」「家ではあんまり食べないが、みんなと一緒の給食だから食べられた!」「魚を食べるためにも、海にごみを出さないようにしたい」などの感想が聞かれました。
海なし県の埼玉県では、児童・生徒の海洋教育の発展が課題となっています。今回の給食では、海なし県の子どもたちが海のものを「食べる」ことで、海や魚、環境のことを考えるきっかけを作ることが目的でした。子どもたちは、給食を通じて、真剣に海のことを考えてくれたようです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています