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千葉県の小学生が「BO-SO海のめぐみ発見隊」を結成 安全や資源、あらゆる角度から千葉の海を”守る”仕事を大調査新聞・ポスターで千葉が誇る”豊かな海”を表現!

海と日本プロジェクトin千葉県実行委員会は、2021年9月18日~19日、25日に千葉県内の小学生16名を集め、「BO-SO海のめぐみ発見隊」を結成し、銚子市や館山市を訪問して千葉県の海を守る仕事を大調査しました。

2022.02.18

海と日本プロジェクトin千葉県実行委員会は、2021年9月18日~19日、25日に千葉県内の小学生16名を集め、「BO-SO海のめぐみ発見隊」を結成し、銚子市や館山市を訪問して千葉県の海を守る仕事を大調査しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催目的
私たちが住んでいる千葉県は3方を海に囲まれ、海辺のレジャーが盛んで豊富な海産物にも恵まれております。そうした海の恵みは当たり前のように思えてしまいますが、私たちが豊かな海の恵みを享受している裏では、豊かで楽しい千葉の海を守ろうと活動している人々がいます。今回はそうした海を守る活動に携わる人々を訪問し、お話を聞いたり、その活動を体験したりすることで、豊かで綺麗な千葉の海がどのように保たれているのか理解を深めます。
開催日時
2021年9月18日(土)、19日(日)、25日(土) 計3日間
開催場所
銚子市、館山市、千葉テレビ放送株式会社
参加人数
千葉県内の小学生16名

灯台とは?スナメリとは?海の安全を守る仕事、そして海の環境を守る重要性を学ぶ!

まずは、銚子にて、灯台や「海上保安部」の巡視船を見学を行いました。長年銚子の海を守ってきた銚子海上保安部の方から海を守る仕事について学びました。

千葉県有数の観光地である銚子には、日本を代表する灯台である犬吠埼灯台があり、太平洋を望む景勝地であることが全国的に知られています。しかし犬吠埼沖には岩礁が多く、加えて多数の船がこの付近を通過するうえ、雨と黒潮の影響により濃霧の発生する日が多い地域のため、かねてより船の事故が多く、鳴門海峡、伊良湖岬沖と並んで船の三大難所と言われています。 銚子海上保安部に所属する巡視船艇は、銚子沖や九十九里沖などで多発する海難に対応するために配備されています。このほかにも海上における人身事故防止等を目的とした海浜パトロールや、プレジャーボート、漁船等への立入検査など、日々海の安全確保のために業務を行っています。
昼食後、銚子マリーナ会議室にて、銚子海洋研究所の宮内所長からスナメリの生態や、銚子付近の海洋環境について学び、近年の環境変化について考えました。また、銚子海洋研究所で取り組んでいる海洋ごみ回収についても話を聞きました。

スナメリは体長1.7m程度の沿岸部に生息する背びれのないイルカの仲間です。銚子の海は、利根川が栄養分の豊富な水を運んでくるうえ、三陸沖から南下する寒流の親潮と伊豆諸島を北上する暖流の黒潮がぶつかり、豊かな漁場を形成しているため、回遊性のイルカやクジラたちが銚子の海に集まってきます。近年は、地球温暖化による水温の上昇や海洋ごみの増加などの変化があり、海の生物へも大きな影響を与えています。また、銚子沖には今後、洋上風力発電設備(風車)が設置する案もあり、環境との共生が課題となっています。

フィールドワーク終了後には、銚子電鉄を訪問し、銚子鉄道が海と共に歩んできた歴史と銚子の文化について学びました。
漁港、醬油の街として栄えてきた銚子ですが、銚子電鉄はもともとは銚子~外川漁港を結ぶ鉄道で、当時は主に鮮魚の輸送用に使用されてきました。現在は観光客の利用が主となっており、銚子駅から漁港や海水浴場へ行く人々への足となっています。また、現在は「ぬれ煎餅」やスナック菓子「まずい棒」などのような銚子電鉄ブランドによる食品事業にも力を入れ、銚子地域の盛り上げに一役を担っております。

館山の海を体感せよ!森や海の環境を守る仕事と自分の命の守り方を学ぶ

次に、館山市にて、大房岬自然公園にて沖ノ島でアマモの再生活動に取り組んでいるたてやま海辺の鑑定団から、木を育てる活動を通じて森と海の繋がりや海洋環境について学びました。自然の豊かさ、楽しさ、大切さとともに、森や海を守る活動を理解して、実践することで、海と森のつながりや、海と人とのつながりを理解しました。

昼食後、水辺の事故防止のための監視や救助を行う技術をスポーツに昇華させた「ライフセービング」を体験しました。
館山サーフクラブでは、仲間と海や水辺の活動を通してチームワークや思いやりの心を育て、運動能力を高め、レスキューの知識や技術を学び、未来のライフセーバーを育成しています。また、海の知識や環境について学び自然や命の尊さ、物の大切さを学びます。まずは「自分の命は自分で守る」ことから習得できます。

海を表現!さまざまな角度から見た千葉の海を守る仕事についてまとめました

最後にチバテレ本社にて、2日間の体験プログラムを通じて学んだことを班ごとに分かれて、新聞記事にしました。千葉日報の新聞記者の方を講師に迎え、記事(文章)の作成のコツやレイアウト、写真の選び方を教わりながら作成しました。自身で学んだことを周りの友達と話し合い、意見を集約して新聞づくりを行っていた様子はとても印象的でした。

また、1日目に訪問した銚子電鉄とのタイアップ企画として、BO-SO海のめぐみ発見隊がうみぽすをデザインしました。うみぽすとは、海のポスターを略したもので、地元の海に人を集めることを目的にした全員参加型の地方創生プロジェクトです。

参加した小学生たちは今日の綺麗な海は様々な人の努力で保たれていること、海には人々の心を豊かにする美しさがあることなど、海の貴重さや豊かさを多くの人に伝えるために、一生懸命ポスターを作成していました。作成したうみぽすは後日、銚子電鉄の車内にて展示する予定です。銚子電鉄は開業当初より海とともに歴史を歩んできましたが、車窓からはなかなか海が見えず、銚子電鉄と海の密接な関係にはなかなか気づくことが出来ません。銚子の海で学んだことを表現したポスターが車内に掲示されることで、乗客に銚子電鉄は海と密接な関わりがあると強い印象を残すことが期待されます。

 

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:16人