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徳島の海にぼくたちができることとは。「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」を開催しました!

海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会は、徳島県海部郡牟岐町で8月7日(土)~8日(土)に、徳島県の小学5・6年生18人が、徳島県のアオサノリ減少問題を体験学習する「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」を開催しました。

2022.02.18

海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会は、徳島県海部郡牟岐町で8月7日(土)~8日(土)に、徳島県の小学5・6年生18人が、徳島県のアオサノリ減少問題を体験学習する「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」を開催しました。
徳島県は、汽水域が多く海藻の生育に適した環境で、古くから海藻の天然採取や養殖による水産業が栄えていました。しかし近年、その水揚げ量は減少の一途を辿っており、特にアオサノリ養殖はほぼ衰退しました。生産量の低下は地域の水産加工業の空洞化にもつながっています。
このイベントでは、参加の子供たちに徳島県のアオサノリ問題をテーマに「アオサノリ」について、そして「今の徳島の海」を学んでもらいます。それを活かしアオサノリの魅力を発信し”徳島のアオサノリ”復活のきっかけとします。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ
日程
2021年8月7日(土)~8月8日(日)
開催場所
徳島県海部郡牟岐町
参加人数
小学5・6年生18人(徳島県)
協力団体
徳島県、徳島文理大学、海藻ラボ株式会社、LMP design、mouve、徳島県立牟岐少年自然の家、海と遊ぼ屋 海達、株式会社MIZUYA、徳島県ナースセンター

徳島の海とアオサノリを学ぶ

徳島のアオサノリについて学び考え発信する「よみがえれ!ぼくたちのアオサノリ」がスタート!参加の子供たちが徳島県内の牟岐町にある牟岐少年自然の家に集結。台風の接近も心配されましたが子供たちの学ぶ意気込みで“晴れ”となりました!まずは、この学習の基本となる徳島の海と海藻の基礎知識を学びました。徳島県でも北と南の海では環境が大きく異なる為、獲れる海藻が全然違うなど身近な徳島の海での意外と知らないことの多いことに驚いていました。

徳島で、なぜアオサノリが獲れなくなったのか

まず、今回のテーマとなる「アオサノリ」について学びました。『アオサノリ』は、ヒトエグサのことを方言で表した言葉で、主に佃煮の原料として使われる海苔の一種。徳島県はアオサノリの一大産地として全国的に知られていましたが、近年、環境の変化や温暖化に伴う水温の上昇やミネラルバランスの変化などにより徳島でアオサノリはあまり獲れなくなりました。これによりアオサノリに係わる水産業の空洞化にもつながりました。

世界が注目した!アオサノリ研究に触れる

次に、アオサノリが成長するために必要な成長因子を合成し、アオサノリの細胞に添加することで安定成長させる技術を開発し、徳島アオサノリ復活に向け研究を続けている研究施設で、説明を聞きながら見学しました。そして、実際に成長したアオサノリに触れ乾燥作業などを体験。子供たちは乾燥海苔として食べるアオサノリの元の姿に興味を持ちながら、初めての乾燥体験に慣れない手つきで臨んでいました。

アオサノリをはじめとする海藻の生息環境を調査

いよいよ実際に海(牟岐町の海岸)で、アオサノリをはじめとする海藻類の生息環境を調査しました。台風接近で少し波が高い中での調査でしたが足まで海に入り、海水温や潮の流れを感じながら、コンクリートで整備された海岸と岩場が残る磯での比較観察では海水の流れや海藻類の付着の違いなどを学びました。
翌日は少し波も落ち着き、アオサノリなど海藻の生息環境の海中調査をしました。シュノーケリングで海中調査。海藻が定着しやすい流れが穏やかな海中岩場付近を調査しました、子供たちは海中世界に興味津々、海藻などの発見をする度にまるでお宝を発見した時の様に笑顔で報告しあっていました。また、海中に漂う海ごみを発見すると自主的に回収する姿も見られました。

アオサノリは美味しい!

そしてこの日のランチはアオサノリづくし、アオサノリ入りおにぎりをアオサノリを使った磯部揚げ。子供たちは美味しく食材としてのアオサノリを食べて学びました。また料理研究家の指導で、アオサノリの美味しさを活かした「アオサノリのパンケーキ」を調理、試食も行いました。お味はもちろん「美味しい!」

アオサノリの復活に向けて、ぼくたちができること

様々な体験や学習を通して、アオサノリの事や、アオサノリなどが育つ徳島の豊かな海の環境について学んだ子供たち。学んできたアオサノリをより多くの人たちに伝えるため、料理研究家などの指導のもと、オリジナルレシピも考えました。結果、大人たちも思いつかなかったお菓子メニューなど様々なオリジナルレシピを考案しました。このレシピは、学習内容のまとめとともにアオサノリのオリジナル商品に掲載され、一般販売し、多くの人にアピールします。
体験学習のまとめとなる発表会では、昔の様にアオサノリなどが獲れるような環境をつくる。アオサノリが育つ海を汚さないように日頃から気を付けるなど様々な意見がでました。アオサノリをとりまく問題を通して、徳島の海にも様々な問題があることなど多くの事を学んだ2日間となりました。

 
 
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:18人