「海と日本プロジェクト」×(株)小野徳×気仙沼市立九条小学校
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」 子どもたちが学習成果発表会を開催!
海と日本プロジェクトinみやぎ実行員委員会は、気仙沼市で長年海藻などを扱っている海産物販売会社の㈱小野徳、気仙沼市立九条小学校とコラボし、子どもたちに気仙沼の豊かな海を支えている海藻や海藻が育つ藻場の変化について学んでもらう「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」を2021年10月から実施してきました。
2022.03.11
海と日本プロジェクトinみやぎ実行員委員会は、気仙沼市で長年海藻などを扱っている海産物販売会社の㈱小野徳(https://www.onotoku.com/)、気仙沼市立九条小学校とコラボし、子どもたちに気仙沼の豊かな海を支えている海藻や海藻が育つ藻場の変化について学んでもらう「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」を2021年10月から実施してきました。このプロジェクトをきっかけに、気仙沼市立九条小学校では、5年生の総合学習の時間で気仙沼の海について幅広く総合的に学ぶことになり、その学習成果の発表会を2022年2月9日(水)に気仙沼市立九条小学校で開催しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」学習成果発表会
日程
2022年2月9日(水)
開催場所
気仙沼市立九条小学校
参加人数
5年生2クラス(約60人)
協力団体
(株)小野徳、気仙沼市立九条小学校
内容
気仙沼の豊かな海を支えている海藻や海藻が育つ藻場の変化について学んでもらう「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」をきっかけに、総合的な学習の時間で、気仙沼の海に
ついて幅広く総合的に学ぶことになった気仙沼市立九条小学校の5年生が学習成果の発表を行いました。
気仙沼の海の藻場や海藻に起きている変化を学習できる教材ページを作成!
海の宝物である藻場と海藻を未来の海に残していくことを目的に、気仙沼で海洋教育に携わってきた、前・気仙沼市面瀬小学校校長の谷山知宏さんにご協力いただき、気仙沼の藻場や海藻について学ぶことができる小学生向けのページを制作しました。「藻場や海藻について学ぼう」、「アマモ場について学ぼう」、「磯焼けについて学ぼう」、「磯焼けの原因について学ぼう」の4つのページで構成されており、気仙沼の豊かな海を支えている藻場や海藻、そしてそこで起きている変化について学習できる教材ページとなっています。この「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」の教材ページは、㈱小野徳のホームページ上に設置されており、一般の方も見ることが可能です。
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」の教材ページ
1.気仙沼の藻場(もば)と海藻(かいそう)を学ぼうプロジェクト | 磯の香り本舗
5年生の総合学習の授業で「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」教材ページを活用!
2021年10月に気仙沼市立九条小学校の5年生の総合学習で、最初の授業を行いました。ゲストティーチャーとして、気仙沼の海のことを教えている谷山 知宏さんと、㈱小野徳の社長 小野寺 一登さんを迎え、5年生2クラス合同で実施。授業では、小野徳のHPに設置した「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」の教材ページを活用し、気仙沼の豊かな海の海藻、海に暮らす生き物たちを支えている藻場、そこで起きている磯焼けなどを学びました。子どもたちは、自分たちの住んでいる目の前の気仙沼の海で起きている変化に驚いた様子で、教材ページを見て分かったこと、海のために自分たちができることなどをグループごとに真剣な表情で話し合い、発表しました。
気仙沼の海について学んだ学習成果の発表会を開催!
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」をきっかけに、気仙沼市立九条小学校では、5年生の総合学習の時間で、気仙沼の海について幅広く学ぶことになりました。また、2022年2月9日(水)には、これまで学んできた海の学習のまとめとして、気仙沼市立九条小学校で学習成果の発表会を開催しました。当日は、様々な分野で海について教えてくださったゲストティーチャーと保護者も参加。子どもたちは、グループごとに学びの成果をまとめたタブレットをプロジェクターに投影し、プレゼンテーション形式で発表を行いました。緊張した様子でしたが、この学習によって、気仙沼の海について深く広く学べたことが伝わってきました。この機会に、気仙沼の豊かな海を未来に引き継いでいけるよう子どもたちの意識が変わっていくと嬉しい限りです。
「気仙沼の藻場と海藻をまなぼうプロジェクト」を通して、子どもたちに生まれた意識の変化
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」で授業を受けた後、子どもたちは自分たちが暮らす気仙沼の海で起きている変化を知り、次のように感想を話してくれました。
「今日、話を聞いてみて、地球温暖化の影響などで海藻などが減っていることが分かったので、自分たちにできることはしっかりやって生活していきたいと思いました」
「これからも自然を汚さないようにして生きていきたいです」
「海や自然を守ることで僕たちも生きやすい環境になることが分かりました」
九条小学校の先生も子どもたちの意識の変化を感じたようで、子供たちにとって海の環境に関心をもつ良い機会になったと話してくれました。
気仙沼市立九条小学校の子どもたちが描いた海藻のイラストが商品パッケージに!
「気仙沼の藻場と海藻を学ぼうプロジェクト」の総合学習の授業で、気仙沼の海について学んでもらった後、子どもたちに海藻のイラストを描いてもらいました。今回のプロジェクトでコラボしてくれた気仙沼の海産物販売会社の㈱小野徳の協力で、子どもたちが描いた海藻のイラストを活用したスペシャルパッケージの商品を2021年12月に発売しました。「磯の香り本舗おのとく カットわかめ 三陸産」スペシャルパッケージ(税込650円)、「磯の香り本舗おのとく すき昆布 三陸産」スペシャルパッケージ(税込380円)の2商品で、豊かな気仙沼の海をイメージしたデザインになっています。
この商品をきっかけに、気仙沼の海の藻場と海藻、そしてそこで起きている問題を知っていただき、海の環境を守っていく輪が広がっていくことを願っています。
<商品概要>
■商品名
①「磯の香り本舗おのとく カットわかめ 三陸産」スペシャルパッケージ
②「磯の香り本舗おのとく すき昆布 三陸産」スペシャルパッケージ
■価格
①磯の香り本舗おのとく カットわかめ 三陸産 650円(税込)
②磯の香り本舗おのとく すき昆布 三陸産 380円(税込み)
③2商品セット 特別価格 1,000円(税込)
■販売場所
・小野徳 店舗(気仙沼市三日町1‐2‐15)
・小野徳WEBサイトでのオンライン販売 https://www.onotoku.com/
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:60人