総勢280人が参加!赤羽根ロコパークでたはらサンドアートフェスティバル2022を開催しました!
たはらサンドアート実行委員会は、赤羽根ロコパークにて「たはらサンドアートフェスティバル2022」を開催。サンドアーティスト保坂俊彦氏による作品の展示、知的・発達障がい児とその家族とボランティアによるグループサンドアートを実施しました。
2022.06.29
たはらサンドアート実行委員会は、5月7日(土)に、砂の彫刻家である保坂俊彦氏のサンドアート作品と知的・発達障がい児とその家族を対象にサンドアートを体験するイベント「たはらサンドアートフェスティバル~海からノーマライゼーションを広めよう~」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
数々の世界大会で優勝経験のあるサンドアーティスト保坂俊彦氏による作品の展示、知的・発達障がい児とその家族とボランティアによるグループサンドアートを実施しました。また、保坂氏によるトークショーに加え、太鼓ステージ、誰でも参加できるサンドアート体験教室や、景品のある宝探しなどを行いました。他にも、視覚障がい者の方にご登壇いただき、障がい者の暮らしや関わり方についてお話をしていただきました。
日程
2022年5月7日(土)12:00~16:0o
開催場所
赤羽根ロコパーク(愛知県田原市赤羽根西海岸)
参加人数
280人程度
イベント当日の様子
海をフィールドとして、知的・発達障がい児の居場所づくりを行なっている当委員会が、コロナ禍でも障がいの有無に関係なく「誰もが海や自然に親しんでもらおう」という想いの元、イベントを開催。
知的・発達障がい児とそのご家族を対象に、グループサンドアートを実施。晴天のもと、ボランティアさんにサポートしてもらいながら、最後まで作品づくりに取り組みました。
地元の太鼓団体「龍宮太鼓」さんによる迫力ある演奏でオープニングを飾っていただき、応援に駆けつけてくださった市長や国会議員、県議会議員の方からはご挨拶をいただきました。
トークショーでは、サンドアーティストの保坂俊彦氏と共に海の魅力、砂の魅力に触れ、サンドアート制作を楽しむための気持ちをみんなで盛り上げました。会場では、地元の花に囲まれた保坂氏のモニュメント作品が、来場者の目を引いていたようです。イベントの後半、グループサンドアートに参加した知的・発達障がい児と、サンドアート体験教室に参加した子どもが手を取り合い、景品のある宝探しにチャレンジ。楽しい交流の時間となりました。閉会セレモニーでは、グループサンドアートに参加した知的・発達障がい児に、ボランティアさんから一日の労いの証に、折り紙のメダルとメッセージをプレゼント。感謝の気持ちを伝え合う時間を過ごし、知的・発達障がいと言われる子や疑いのある子どもたちが自然と触れ合い、多様な地域の人たちと交流できる場となりました。
海をきっかけに「誰一人取り残さない」持続可能な社会を目指す
近年では、「大人の発達障がい」などメディアでも多く取り上げられ、社会問題にもなっていますが、今この瞬間も、多くの発達障がいや疑いのある方が差別や偏見などで苦しんでいます。それはきっと多くの方が発達障がいについて知らないからであると思います。知らないからこそ無意識的に、差別や偏見が起こるのです。しかし、それは多くの方々に知ってもらえることで変わっていくのではないでしょうか。
まず、私たちが率先して皆さんに知ってもらう機会を設け、子どもたちと関わりながら自然な姿を社会に見せて行くことで、多くの方の理解が深まっていくと思います。世間の見方が変わっていけば、特別視することもなくなっていくのではないでしょうか。私たちはそうなることを信じて、今も活動しています。発達障がいや疑いのある子どもたちの「安心できる居場所」を増やしたい。それが「誰一人取り残されない」持続可能な社会に寄与できれば幸いです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:280人