海と日本プロジェクトin福井県実行委員会は、2022年7月8日（金）および7月12日（火）に御食国若狭海の発酵調査隊を開催いたします。

美浜東小学校6年生20名が、2日間の海の学習や体験を通じ、子どもの自主性・社会性を育むとともに、子どもの目線で発見した海の魅力を発信するオリジナルイベントです。美浜町は「へしこの町」と呼ばれています。その原材料は「さば」。海の環境の変化などにより、昔のように獲れなくなっています。その一方で、暖かい海を好む「サワラ」は、約20年前から県内で漁獲量が急増。福井県の水揚げ量は全国一位になっています。海水温上昇による魚の生息域の変化、それによる若狭の海の魚種の変化など、「へしこ」や「サワラ」を調査することで、海の学びを深め、一人ひとりができることを考えます。

最終日の12日（火）は美浜町長をお招きしチームごとに学びの成果を発表、意見交換を予定しています。産業振興課の皆さんも交え、「サワラのへしこ」を美浜町の新たな特産品として提案予定です。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

御食国若狭海の発酵調査隊
＜日程＞
2022年7月8日（金）9:30～15:00、7月12日（火）9:15～15:40
＜開催場所＞
7月8日（金）
御食国若狭おばま食文化館（小浜市川崎3丁目4番）
福井県漁連小浜支所（小浜市川崎3丁目）、小浜漁港（小浜市川崎3丁目）
7月12日（火）
日向へしこ小屋（三方郡美浜町日向）、日向海水浴場（三方郡美浜町日向）
美浜町生涯学習センター なびあす（三方郡美浜町郷市29-3）
＜内容＞
7月8日（金）若狭湾と御食国 （福井県小浜市）
08:45 美浜東小学校 集合・出発
09:30 御食国若狭おばま食文化館 到着【御食国と海の発酵食文化を学ぶ】
11:00  小浜漁港 到着【若狭湾の漁港調査】
12:00  若狭フィッシャーマンズワーフ到着【御食国若狭の魚介とサワラを味わう】
12:45   小浜漁港 到着【若狭高校実習船「雲龍丸」で若狭湾調査】
15:00   小浜漁港 出発
7月12日（火）御食国と資源を守る保存食 （福井県美浜町）
08:45  美浜東小学校 集合・出発
09:15  日向へしこ蔵 到着【鯖へしこ蔵調査】
10:00  日向海水浴場 到着【若狭湾 磯の生きもの調査】
12: 00  美浜町生涯学習センターなびあす 到着　調理室【サワラのへしこ料理実習】
12:50  昼食【自分たちで作ったへしこ料理実食】
13:30  美浜町生涯学習センターなびあす【若狭の海の魅力を伝えよう】
15:00  美浜町生涯学習センターなびあす【発表会】美浜町長出席予定
～15:40終了

＜登壇者＞
【福井県立若狭高校　御食国大使】
（7月8日（金）09:30～ 御食国と海の発酵食文化を学ぶ　講師）
若狭高校国際探究科の二年生三人が、2021年に小浜市の「若狭おばま御食国大使」に高校生で初めて任命された。地元の食資源や大使の制度が若い世代に十分知られていない現状を打破しようと、食のまち・小浜の魅力を市内外に伝えていく活動を実施している。
【発酵食品ソムリエ・へしこ料理研究家　伊達 美鈴】
（7月12日（火）09:15～鯖へしこ蔵調査、12時～ サワラのへしこ料理実習　講師）
へしこづくりへのアドバイスやへしこ料理の考案など「美浜のへしこ」をメインに「地域づくりサポーター」として活動している。美浜町マスコットキャラクター「へしこちゃん」の生みの親。
【福井県漁業協同組合連合会　小浜支所長　加藤 祐二】
（7月8日（金）11時～　若狭湾の漁港調査　講師）
漁業者の経営を守り、豊かな海とより良い地域社会を次代に引き継ぐため、小浜支所長としての現場統括に日々勤しんでいる。
【福井県立若狭高校実習船「雲龍丸」　船長　濱詰 孝之】
（7月8日（金）11時～　若狭高校実習船「雲龍丸」で若狭湾調査　講師）
若狭高等学校実習船『雲龍丸』による若狭湾での体験を通じ、福井の自然や水産業などを学び、ふるさとに愛着を持つ子どもたちの育成等を図る活動を行っている。
【福井県海浜自然センター　西村　碩教】
（7月12日（火）10時～　若狭湾 磯の生きもの調査）
福井県立大学 海洋生物資源学部海洋生物資源学科卒業。若狭湾国定公園の豊かな海の自然の学び、自然保護意識の普及・高揚を図る活動に取り組んでいる。

＜メディアからのお問い合わせ＞
海と日本プロジェクトin福井県実行委員会
電話 ：0776-21-2235