神戸みなと塾「神戸開港150年記念 2017海の日をアートする」〜 海と日本PROJECT〜
2017.08.25
神戸みなと塾「神戸開港150年記念 2017海の日をアートする」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。ガラス絵などのアート体験を通し、海への関心を高めました。
近年、全国的に青少年の海洋や海事への関心度の低下などが危ぶまれています。地元自治体やメディア、関連官公庁と連携して、アートを切り口として好奇心を沸き立てる体験型手法により、小学生(2年生以上)とその保護者に主体的に事業に参加していただき、海洋や海事への関心度を高めることを目的としています。
日程
2017年7月22日(土)9:30~15:40
開催場所
神戸波止場町TEN×TEN及び神戸港港内(海上)
参加人数
119人(参加者:小学生58人、保護者61人)
主催
特定非営利活動法人神戸グランドアンカー
歓迎!神戸みなと塾
はじめに、NPO法人神戸グランドアンカー理事長村上和子(国交省港湾局認定みなとまちづくりマイスター)が、「神戸みなと塾」への参加を歓迎し、趣旨及び事業内容の説明と本日の激励をしました。
特別講師(平山好成氏:神戸商船大学卒 元神戸港振興協会職員で海、港、船に係るプロ)より、配布資料をもとに「海」「海の日」「神戸港」などについて、小学生向きに説明しました。その間、受講生に対し講師からの質問や受講生から講師に対し質問多々あり。ようやく、受講生も場になれて、和気あいあいの雰囲気が出て、主催関係者一同ホッとしました。
自分だけのUW旗で、神戸港入港線と交信!
船の入港時に出迎える国際信号旗(ミニチュア)のUW旗を作りました。
UW旗には、おかえりなさいや歓迎の意味があります。
完成後、神戸港へ。
「おかえりなさい!」と 入港船に向かって、元気よくUW旗を振りました。
神戸港入港船からも「感謝」の応答があり、全員大喜びです!
船上から神戸港を探検!
港内クルーズ船に乗って、「神戸港内探検」に行きます。
船上から、造船所で修理中の潜水艦やコンテナ船、文字が書かれている神戸港灯台、遠くに明石大橋や神戸空港を見ました。
また、ポートアイランドのコンテナヤードでは、大きなガントリークレーン(キリン)にみんな興味津々。昔、捕鯨船の基地だった「第5突堤」で、鯨と捕鯨の話を聞かされ、これには保護者もびっくりしていました。船上から街並みを見る経験も十分の価値があったようです。
以上で午前のプログラム終了。
全員弁当持参でTEN×TENで昼食をとりました。午後のプログラム開始までは、自由行動です。受講生はほとんど初対面でしたが、昼食時には、結構みんな打ち解けて、いい友達ができたようです。また、保護者のみなさんは、同じプログラム参加を機に、子供教育をテーマとした交流が始まったようです。
突然のサプライズ?海への讃歌「島唄」を披露
本日参加の親子で、お母さんが、奄美大島出身の方がいました。急遽、島在住時に覚えた郷土楽器「三線」で、奄美の島唄を演奏していただきました。そして、受講者でもあるお子さんが、歌うお母さんの横で踊りを披露してくれました。
海の日をアートで表現!「ガラス絵」にチャレンジ
講師(美術家)指導により、午前プログラムでの港内探検をもとに、みなと、「海」、船などをテーマに、全員がガラス絵に挑戦しました。。「ガラス絵」は親子とも初体験でしたが、アート表現に真剣に取り組んでいました。
活発な意見交換!子どもフォーラム
フォーラムのパネラーを募集したところ、すぐに5人の手が上がりました。
5人のパネラーの子どもたちがメインではありますが、会場のあちこちから質問が出て、それに対して、それぞれが答え、活発な意見交換となりました。
主催者側の目的としては、意見の内容は当然のこと、他人の前でマイクを持って発言する経験に重きを置いていました。期待通り、各々は、元気にはきはきと討論し、意義ある討論会となりました。また、本日の感想などを発言する保護者の方の発言もあり、想像以上の活気あふれるフォーラムとなりました。
全員完走!プログラム終了
「みなと塾」のプログラムを終え、終了となり、参加者全員が、アンケートに答え、感想文、メッセージを作成しました。8月1日からの、活動報告展で発表します。
長時間の「神戸みなと塾」で、座学あり、工作あり、船上見学あり、アート創作やフォーラムありの、タイトなスケジュールでしたが、一人のリタイヤもなく、参加者の子どもたちは頑張ってくれました!
メディア掲出
6月26日 毎日新聞 <アートを通じ学ぶ海>
7月 5日 読売新聞 <親子で学ぼう海と港>
7月 7日 サンテレビジョン 21:00~情報ポートコーナー(告知)
7月22日 サンテレビジョン 17:30~サンTVニュース(事業実施)
ガラス板の裏面に描き、出来上がりは表面を見ます。そのため、カンバスや紙に描く絵の色付けの順序とは全く逆の制作手順となります。ガラスの裏側から左右を逆に、着色の順序を逆に描いていきます。絵の具の表面が空気に触れないため、 永遠に色彩の美しさが変りません。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています