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16組32名の親子が「アジ」と「タコ」の洋食メニューにチャレンジ!『日本さばける塾 in やまぐち』を開催しました!

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in やまぐち」を11月5日(土)に開催し、16組32名の親子が参加しました。

2022.11.21

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in やまぐち」を11月5日(土)に開催し、16組32名の親子が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①講師指導のもと、基本のアジ+地域の特色ある魚をさばく
②家庭でも再現可能な料理を親子で作り、試食する
③海にまつわる講義を受ける
以上を実施
日程
2022年11月5日(土)11:00~14:30
開催場所
山口調理製菓専門学校(山口県山口市小郡黄金町9-8)
参加人数
16組32名(小・中学生と保護者のペア)
講師
道法 昭英(山口調理製菓専門学校講師)、大津緑洋高校水産科学部
主催
海と⽇本プロジェクト in やまぐち実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
山口調理製菓専門学校

【1時間目】親子でさばける体験!アジのムニエルとタコのカラフルマリネに挑戦!

今回挑戦するのは「アジのムニエル」と「タコと野菜のカラフルマリネ」。中国山地からの養分をたっぷり含んだエサを食べて育った瀬戸内のアジと、複雑な地形の周防瀬戸で育った足太のタコを調理します。
まずは、子どもたちには初体験となる「タコのぬめり取り」からスタートです。まだ動くタコに怖がりながら、子どもたちがじっくり塩でもんでいきます。タコをボイルして冷やした後、角切りにして、野菜を加えてマリネすれば「タコと野菜のカラフルマリネ」のできあがり。
次はアジをさばきます。道法先生から魚の押さえ方、包丁の使い方などを学び、アジを三枚におろします。
子どもたちは、先にタコに触ったのが功を奏したのか、動かないアジは落ち着いてさばける様子でした。
塩、コショウをふったアジの切り身に小麦粉をつけ、フライパンで焼いていきます。先生が作った極上のトマトソースをかけ、パセリのみじん切りをふれば「アジのムニエル」の完成です。試食の時間では、「トマトソースが魚に合う!」「家でも作りたい!」という子どもたちの声が聞こえていました。

【2時間目】海についての学びの時間!海の厄介者を活用する研究を知ろう!

2時間目は大津緑洋高校水産科学部による学びの時間。近年、山口県近海ではガンガゼが増えて海を荒らしています。ガンガゼは長く鋭い針を持つウニの一種で、海藻を食い尽くすことで磯焼け(藻場の減少)を引き起こす厄介者です。大津緑洋高校水産科学部では、このガンガゼを材料にした商品開発に取り組んでいます。これまでの研究結果をもとに、今年試作したのは「鯖のアヒージョガンガゼ入り(缶詰)」と「ガンガゼ味噌汁(フリーズドライ)」。缶詰のほうは改良の余地が大いにありそうですが、味噌汁の方はアンケートでもなかなか好評だったそうです。水産研究部では今後さらに他の食べ方を研究するとしています。
高校生のお兄さんたちの立派な研究発表に、子どもたちは興味津々で聴き入っていました。ガンガゼを退治して、きれいな海を取り戻すことを心から願っているようでした。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

小学6年⽣⼥⼦
「今の海の状況を知って少しでもごみを減らしたいなと思いました」
⼩学6年⽣女子
「海にはまだまだ問題があるけど、どんどん解決方法が出されているなと思いました」
⼩学6年⽣保護者
「海の環境を守るために、ごみの問題など考える必要があると感じました」
⼩学6年⽣保護者
「山口は豊かな海があるので、実際に魚に触れたり海を感じたりできて幸せだと思った。大切にしたい」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:32人