一般社団法人Compathは2022年度4月～10月にかけて「海の課題を学ぶ！親子ワクワク磯場遊び体験 安島一本釣りVer」を開催しました。本イベントは三国の伝統漁法の一つである安島一本釣りを通して、参加者の方々が海に興味を持ち、地域の歴史や風習を学んでもらうことを目的としたイベントです。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

海の課題を学ぶ！親子ワクワク磯場遊び体験 安島一本釣りVer
日程
2022年4月～10月
開催場所
三国港突堤、崎漁港
総参加者数
約800名（他Ver含む）
主催
一般社団法人Compath

伝統漁法の安島一本釣り

安島一本釣りは地元では「あっぽう釣り」と呼ばれ、昔から使われてきた漁法の一つです。「あっぽう」とは地元の方言で「あほ」という意味で、簡単な釣り具で魚が釣れる（あほな魚が釣れる）ことから名付けられました。仕掛けはシンプルで、竿と釣り糸（2ｍ弱）、釣り針におもりの4つだけで釣りを行います。参加者の中には釣りをするのが初めての方もいましたが慣れない手つきで仕掛けに餌を付けて、カサゴやアジなどを釣り上げていました。

親子で学ぶ海の課題と地域の歴史

イベントの最中には、釣りのマナーはもちろん海洋ごみの問題や海洋環境の変化など海についての課題、北前船の歴史や食文化、地元のお祭りなどの風習なども地元の漁師さんから教えていただきました。参加した方々は漁師さんとの会話を通じて、楽しみながら海の課題や、地域の歴史を学んでいました。
  

参加した方々からの声

・魚が住む海をきれいにしたい（8歳 男児）
・海洋ごみの現状、特にマイクロプラスチックが問題になっていることが分かりすごく学びになった（42歳 男性）
・漁師さんから魚の料理方法が学べてよかったです。今度1度作ってみます（38歳 女性）
・初めての魚釣りを体験できてすごく楽しかったです（25歳 女性）
・今度親子でビーチクリーン活動に参加してみようと思います（39歳 男性　39歳 女性　7歳 女児）

まとめ

本年度の事業を通して、約800名の方が海について興味と関心を持つきっかけを提供できました。今後もたくさんの人が海に関心を持てるように、様々な切り口で海の素晴らしや豊かさを五感で感じてもらう体験イベントを実施し、次世代に美しい海を継承すべく活動して参ります。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：800人