NPO法人イドバタは、2022年12月4日に漁業に関連する仕事の体験を目的として、カキの養殖筏や出荷作業場の見学をした子どもたちが、地域のマルシェでカキ飯屋を出店する職場体験を実施する、海のお仕事体験プログラム～詫間カキ編2022～を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

マルシェで海産物店の職業体験
日程
2022年12月4日（日）
開催場所
箱浦ビジターハウス（香川県三豊市詫間町）
参加人数
15名
協力団体
有限会社藤田水産、詫間漁業協同組合、まちづくり推進隊詫間

1年越しの「箱裏マルシェ」

箱裏ビジターハウスで開催された「箱裏マルシェ」の一角で、子どもたち作成によるオリジナルパッケージを使ったカキ飯屋の職業体験「海のお仕事体験プログラム」を実施しました。
「箱裏マルシェ」は、地域の一次産業を使った出店者が多く並ぶマルシェです。毎年、春と冬に実施されていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大により前回の春は中止となり、1年振りの開催となりました。会場内では地域の人気ミュージシャンのライブが行なわれており、この日の来場者数は約400人にのぼりました。
 

自分の言葉で「美味しかった！」を伝える

「箱裏マルシェ」での職業体験に向けて、三豊市にある詫間カキ出荷作業の協力のもと事前勉強会を実施しました。勉強会に参加した子どもたちは、カキの稚貝がホタテの貝殻についた状態で広島から仕入れられていること、カキ殻についたフジツボを落とすために1つずつ手作業で削り落としていることなどを学びました。仕入から、養殖、加工と食卓に登場するまで多くの人が関わっていることを知り、その有難さを体感することで海を取り巻く環境問題などに対して自分ごと化することを期待しています。
 

参加した子ども・保護者からの声

参加した子ども
職場体験の前に試食したカキ飯がおいしかったです。お客さんと話すのは緊張しましたが、一緒のプログラムに参加した子どもたちとも友達になることができて楽しかったです。
保護者
普段の食卓に食材が並ぶまで多くの方が関わっていることに気づく良いきっかけになったと思います。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：15人