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魚を育て、学び、悩んで、海の恵みといのちの大切さを学ぶ​​​​“陸養プロジェクト2022” 「実食」の授業を愛知で開催しました!

“陸養”プロジェクト実行委員会は、愛知県蒲郡市⽴蒲郡南部⼩学校で昨年9月から5年生がヒラメの養殖にチャレンジしてきました。プロジェクトで学んだことを振り返りながらそれぞれの思いを話し合う「議論」の授業を2⽉8⽇(⽔)に地元の料理⼈が地元でとれたヒラメを調理し、改めてその意味を考える「実⾷」の授業を2⽉16⽇(⽊)に⾏いました。

2023.03.03

“陸養”プロジェクト実行委員会は、愛知県蒲郡市⽴蒲郡南部⼩学校で昨年9月から5年生がヒラメの養殖にチャレンジしてきました。プロジェクトで学んだことを振り返りながらそれぞれの思いを話し合う「議論」の授業を2⽉8⽇(⽔)に地元の料理⼈が地元でとれたヒラメを調理し、改めてその意味を考える「実⾷」の授業を2⽉16⽇(⽊)に⾏いました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

「陸養プロジェクト2022」実食の授業
日程
2023年2⽉16⽇(⽊)9:45〜10:30
開催場所
愛知県蒲郡市⽴蒲郡南部⼩学校​​(愛知県蒲郡市神明町22-3)
参加者
6年⽣ 58名
​​​​​​講師
竹島水族館 小林龍二館長

命の大切さ、つながりを学ぶ

2月8日(水)に開催した「議論」の授業では、陸養で達成できたことや学んだことを振り返る授業を行いました。残念ながらヒラメが全て死亡してしまいましたが、児童の気持ちには、「育てることの責任」や「死を次に生かすことを学べた」という前向きな意見が出た反面、「死を次に生かすことが正しいのか分からなかった」など迷いや葛藤が生まれていたようです。最後の最後まで議論した中で「自分たちで育てたヒラメを本当は食べたい、もう一回チャレンジして最後まで育てたいけど、そのためだけに命をもらうのは、もったいないし申し訳ない。」などの意見が出ました。死をきっかけにみんなで話し合って団結できた、一人ひとりが真剣に考えることができた、支えてくれる人とのつながりを学べた、など、活発な意見が交わされていました。

食卓に食べ物が届くまでに関わってくれる人たちへの感謝

2月16日(木)は、ついに「実食」の日です。地元料理人の中瀬さんに協力いただき、愛媛から取り寄せたプロが育てた養殖の生きたヒラメを捌いてもらい、食べました。捌くときに可哀想な気持ちにならないですか?という質問に対して、可哀想ということよりも「食べてもらう人に、どうやって美味しく食べてもらいたいかを考える」というお話をされ、児童たちは命を大切に扱う料理人の気持ちを直に感じたようでした。これまでに地元の竹島水族館の小林館長や養殖業者、水産業者、料理人から、どういった想いで仕事に向き合っているかお話を聞いて知ったことで、食卓に食べ物が届くまでに関わってくれる人たちへの感謝の気持ちを改めて実感することができました。

参加した児童や協力者からの声

授業に参加した児童からは、「いただきます、ごちそうさまの本当の意味がわかった」「ヒラメが捌かれるのを見ていのちを頂いていることを実感した」などの感想がありました。また、3月2日の交流会に向け「蒲郡はほかの学校よりもたくさんヒラメについて調べて詳しくなれたようなので、それに胸を張って交流会に臨みたい」という意見もありました。竹島水族館の小林館長からは、今回の陸養プロジェクトにチャレンジして分かったこと、失敗しないと分からなかったことなど、この先生きていく上でチャレンジすることを忘れないでほしい、というコメントをいただきました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:58人