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北海道の小学生親子10組がほっけのさばきに挑戦『日本さばける塾オンラインin北海道 』開催しました!

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、“魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取組み「日本さばける塾オンライン in 北海道」を2月18日(土)に開催し、10組20名の小学生親子が参加しました。

2023.03.03

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、“魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取組み「日本さばける塾オンライン in 北海道」を2月18日(土)に開催し、10組20名の小学生親子が参加しました。

通常は全国の県庁所在地でリアル開催することが多い同イベントですが、今回はオンラインでの開催となり当日、参加児童はフードプロデューサー 青山則靖さんの指導のもと「ほっけ」をさばいて、ムニエルとすまし汁を調理。また、青山先生から、北海道で獲れる魚がどの様に変化してきたのかなどのお話を聞き、海の命の大切さについて学びました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日本さばける塾オンライン in 北海道
概要

オンラインイベント(使用ツール:Zoom)
日程
2023年2月18日(土)10:30~14:00
講師
フードプロデューサー 青山則靖さん
参加人数
小学生親子10組

ほっけをさばいてみよう

北海道ではお馴染みのお魚、ほっけ。まずは身近なほっけのことを、講師の青山先生に教えてもらいました。 ほっけといえば、干物になった開きでお目にかかることが多いお魚ですが、これはほっけが脂が多い魚で傷みやすいことから、干物として流通するようになったそうです。現代では、流通技術がよくなったことにより、生ほっけも食材として使われるようになりました。以前は、ニシンの卵を食べてしまうことからほっけは厄介者扱いされていたこともあったようです。また、ほっけは成長するごとに、アオボッケからロウソクボッケ、根ボッケと呼び名が変わる出世魚です。
ほっけについて勉強したあとは、いよいよ目の前のほっけを、子どもたちが自分の手でさばいていきます。お魚に包丁を入れる時は、力を抜いて刃をいれるのが上手くさばくためのポイント。ギコギコと動かすのではなく、スーッと一方通行で動かすようにするのがいいそうです。切り身ではない、丸ごと1匹のお魚を目にすることも少ないようで、最初はお魚に触れることに少し緊張した様子の子どもたちでしたが、だんだん慣れてくると、上手にほっけを調理しようと一生懸命にさばいている様子が見られました。わからないことを青山さんに質問したり、保護者の方にも力を借りながらきれいな3枚おろしが完成しました。

さばいたほっけでクッキング

自分たちでさばいたほっけの3枚おろしを使って、いよいよお料理を作っていきます。2尾さばいたうち、上手にできた方は切り身にして「ほっけのムニエル」に、もう1尾の方はすり身にして「ほっけのつみれ汁」を作りました。骨の周りについた身まできれいにこそげ取ってつみれにすることで、ほっけを無駄なく美味しくいただきます。つみれの材料をこねたり、丸めたりする作業は子どもたちも楽しそうに取り組んでいました。ムニエルの方は火加減にコツがあるそうで、青山先生のフライパンを見ながら同じように焼いていきます。ムニエルの皮に×印に切れ目を入れるのは、実は飾りだけではなく、焼いた時に皮が縮んでしまうのを防ぐためのものだそうです。「ほっけのムニエル」と「つみれ汁」が完成したら、みんなで料理を前に記念撮影。海の生き物に感謝しながら、全員で試食をしました。先生に教わったように作ると、ムニエルは皮がパリッと、身はホクホクに仕上がったようです。つみれ汁は、昆布とつみれから出る出汁だけを使っているので、ほっけの旨味が染み出ています。お料理をいただきながら、子どもたちは「北海道で一番多く量が獲れている魚介類はサケ?」「ほっけが獲れる量は北海道が全国1位?」など「北海道の漁業」に関する〇×クイズにも挑戦しました。

さばける塾に参加してみて

イベントの最後には、お魚をさばけるようになった子どもたちにそれぞれ「さばけるマスター認定証」のカードが授与されました。参加した子どもたちからは「普段は魚を普通に食べるだけだけど、今回はいのちの大切さを改めて感じた」、「魚はあまり好きじゃなかったけど、自分で触ったり、さばいてみたらちょっと好きになった」、「包丁が怖くて最初はビクビクしていたけど、だんだん慣れたので他の魚にも挑戦したい」などの感想を聞くことができました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:20人