瀬戸内海の海洋ごみゼロを目指して「第2回海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を開催しました!
瀬戸内オーシャンズⅩ推進協議会は、地域の様々なメンバーが協同で行う「第2回海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を開催しました。漁港でごみの清掃活動を行い、回収したごみの量を調査してデータを収集。今後の効果的な海洋ごみ対策に活用していきます。
2023.03.30
瀬戸内オーシャンズⅩ推進協議会は、市場や漁業協同組合の関係者、学生、地域コミュニティなど地域の様々なメンバーが協同で清掃活動を行う「第2回海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を3月18日に開催いたしました。本イベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
瀬戸内オーシャンズX推進協議会の香川県における地域モデル事業として、瀬戸内海の海洋ごみゼロを目指したキックオフイベント「海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を開催しました。漁港に散乱するごみの清掃活動を行うとともに、回収したごみの量を調査し、特性や傾向等を把握するためのデータを収集。ここで得た成果を、今後の効果的な海洋ごみ対策につながるデータとして活用していきます。
日程
2023年3月18日(土)8:30~11:00
開催場所
香川県高松市 高松漁港周辺
参加人数
130名
地域全体で海洋ごみゼロにチャレンジ!約416kgのごみを回収!
当日は、市場や漁業協同組合の関係者や学生、市民、行政関係者等、地域の幅広い世代の多様なメンバーが集いました。チームを分け高松漁港周辺を清掃し、30Lごみ袋合計205袋、約416㎏の散乱ごみを回収しました。 昨年度に高松漁港周辺で開催した「第1回海ごみゼロチャレンジin高松漁港」の時よりも多くの方に参加していただいたため、第1回よりもたくさんのごみを回収することができました。
ごみの内容としては、プラスチック関連のごみや食品包装、発泡スチロール、ペットボトルやマスクに加え、たばこや空き缶などの生活ごみや、釣り道具や漁具などが見られました。当日は雨が降っていましたが、足場に注意しながらテトラポッドの中に入り込んだごみや、市街地を歩きながら街中の散乱ごみも回収しました。今回の結果は、今後の瀬戸内オーシャンズXの施策でも活用していきます。
ごみゼロの地域を未来へつなぐ!みんなの熱い思いと力を合わせて
参加者からは、「第1回の時と比べて、漁具やたばこの吸い殻が少なくなった。」という声が挙がり、前回の海ごみゼロチャレンジの時との違いを感じた方もいらっしゃったようでした。また、参加者の中には高松漁港周辺で定期的に清掃活動を行っている方も多く、定期的な清掃活動を通じて海洋ごみに対する意識を高めることは、ごみゼロの地域に繋がるという思いを感じました。これからも地域のみんなで協力し、取り組みを進めていきます。
参加者からの声
・第1回と比べてロープの切れ端など漁師由来のごみやたばこの吸い殻が減ったように思う。このような清掃イベントをこれからも開催してほしい。
・ここ4年間、高松漁港周辺の清掃を続けているが、だんだん拾うごみの量が少なくなってきている。これは、清掃活動を通じて海ごみに対する意識ができているのだと思う。私たちの活動はしっかり見られているので、これからも活動を続けてほしい。
・清掃活動を通じて地域の方々とコミュニケーションをとることができたのが良かった。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:130人