【海洋ごみ回収困難地でのドローン活用】テクノロジーによる課題解決に向けた実証実験を行いました!
一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取県湯梨浜町と鳥取県中部清掃事業協同組合と共催で6月6日(火)に「海洋ごみ回収困難地でのドローン活用」をボランティア清掃に合わせて実証実験を行いました。
2023.06.16
一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取県湯梨浜町と鳥取県中部清掃事業協同組合と共催で6月6日(火)に「海洋ごみ回収困難地でのドローン活用」をボランティア清掃に合わせて実証実験を行いました。
このプロジェクトは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント名
海洋ごみ回収困難地でのドローン活用 テクノロジーによる課題解決に向けた実証実験
日程
2023年6月6日(火)13:30~16:00
開催場所
鳥取県湯梨浜町宇谷海岸
参加人数
82名
主催
鳥取県湯梨浜町、鳥取県中部清掃事業協同組合、北溟産業、株式会社skyer、(一社)海と日本プロジェクトinとっとり
地元清掃事業者、企業、自治体が集まり、宇谷海岸を清掃!
6月6日(火)、鳥取県中部の湯梨浜町宇谷海岸に、湯梨浜町の宮脇町長をはじめ地元清掃事業者や企業、自治体、遠くは大阪のドローン関連会社の方々など計82名が集まりました。鳥取県中部の海水浴場は減り続け、ここ宇谷海岸も海水浴場ではありません。普段から訪れる人が少ないためか、多くの漂着した海洋ごみが散乱していました。
開会式では、湯梨浜町の宮脇町長が「いつも清掃活動に感謝しています。持続可能な社会を湯梨浜町から発信していきたい。ドローンによる取り組みも期待している。」と話されました。その後、海岸に移動し、清掃活動を行いました。多くの海洋ごみがあり、配られたごみ袋はすぐに一杯に。普段清掃活動があまり行われていない海岸のためか、様々な種類の海洋ごみが見受けられました。
専用ドローンによる海洋ごみ輸送の実証実験
清掃活動の後、専用ドローン(※特許出願中)による海洋ごみの輸送実験を実施しました。専用ドローンは、海岸部を清掃する清掃事業者の「北溟産業」とドローン会社の「株式会社skyer」が共同で開発しました。崖下などに打ち寄せられた海洋ごみを効率良く運べないものか?という考えから始まったこのプロジェクト。現段階では、約15kgまでは輸送可能です。
海洋ごみでいっぱいになったフレコンバッグを専用ドローンで1つずつ吊り下げ、約200mを輸送しました。無事に着陸した時には、見守る参加者から拍手が起こり、テクノロジーを活用した新たな清掃活動の可能性をみんなで共有しました。曇り空の下でしたが、全ての実証実験は問題無く行われ、今後の海洋ごみの回収作業にドローンが活躍する日もそう遠くないと感じました。
参加者からの声
・「今日はとても多くの海洋ごみがあったように思います。漂着場所によっては回収が大変な場所があると思うので、このようにドローンを使って回収できるようになるとありがたいです。」
・北溟産業 中川優広社長
「今回の実証実験が成功に終わって良かったです。地元自治体など多くの方々に見て頂けましたし、今後もこのような実証実験を続けながら、現場でも利用していきたいと考えています。」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:82人