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121名参加でかもめ島マリンピングの新海洋体験と海の安全を楽しくPR!「海と日本PROJECT 海のそなえを学ぼう!かもめ島マリンピング海洋体験会」を開催しました!

一般社団法人北海道江差観光みらい機構は、2023年6月24日(土)&25日(日)に、天候に恵まれ多くの来島者で賑わう北海道江差町かもめ島にて、マリンピングの新海洋体験と、海の「安全」「民話」の普及・PRを目的として、「海と日本PROJECT 海のそなえを学ぼう!かもめ島マリンピング海洋体験会」を開催いたしました。

2023.06.29

一般社団法人北海道江差観光みらい機構は、2023年6月24日(土)&25日(日)に、天候に恵まれ多くの来島者で賑わう北海道江差町かもめ島にて、マリンピングの新海洋体験と、海の「安全」「民話」の普及・PRを目的として、「海と日本PROJECT 海のそなえを学ぼう!かもめ島マリンピング海洋体験会」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
■ヴァーチャル・ダイビング
~VRゴーグルを着用し水中ドローンを操作することにより、疑似潜水体験が楽しめます。今夏より提供予定の新海洋体験は、国内でも提供例の少ない希少体験です。
■マリン・ホイール
~筒状の大型バルーンで洋上に繰り出す、カジュアル・アクティビティです。夏は洋上で、春秋は島の芝生スロープで楽しめます。
■江差海上保安署「海のお仕事」見学勉強会
~地域の海上保安署との協力体制で実現した、プロフェッショナルに学ぶ「海のそなえ」啓発イベントです。巡視船「かむい」内部見学ツアーや安全教室(ライフジャケットの有用性や救助用ロープの結び方など)に、特殊な救助法「ファイバー・ライトクレードル」の実演と救助体験、搭載艇ゴムボートの試乗体験など盛りだくさんの内容です。
■みんなのSUP体験会
~兼ねてより町内で実現の要望が強かったSUP体験。ふもとに穏やかな内湾2か所を有するかもめ島で、安全なSUP体験の場を提供します。町民インストラクターの育成が完了し、今後はクルーズ体験会の提供などにも挑戦していきます。
■KAYAKを知ろう!洋上GAME
~かつて江差で体験提供を行っていたシーカヤックを復活させるべくゲスト・インストラクターを招き、体験会を開催します。シーカヤックについても町内提供の機運を高めるべく、安全講習からカヤック鬼ごっこまで、優しいインストラクターが楽しさの絶えない内容で提供します。
■海ノ民話ビーチ・カフェ
~ビーチにオープンカフェを特設。「折居婆さんと鰊(ニシン)」などの民話アニメ(日本財団 海ノ民話のまちプロジェクト)を上映しながら、地産品を利用したドリンク(江差産黒豆茶ラテ、江差産キウイソーダなど)を素敵な海の絶景とともにお楽しみいただきます。

日程
2023年6月24日(土)10:00~16:00 および25日(日)10:00~16:00

開催場所
北海道江差町かもめ島特設イベント会場

参加人数
121名

協力団体
海上保安庁 函館海上保安部 江差海上保安署
北海道檜山振興局
ひやま漁業協同組合
K-LABO SUP
FUNAYOI KAYAKS
たびする珈琲
一般財団法人 開陽丸青少年センター
江差町教育委員会
江差町

アウトドア宿泊と海洋体験をお届けする「かもめ島マリンピング」

かもめ島マリンピングは、鴎島灯台を中心とした江差町かもめ島一帯を拠点に「マリンピングテント宿泊(グランピング)」「手ぶらキャンプ宿泊(用品一式貸出)」などのアウトドア宿泊と多様な海洋体験を一緒に楽しんでいただくためのロングラン・イベントで、2021年より実施しています。これまで多くの利用者の皆様に「かもめ島の海の絶景」「地域の海の魅力」「海を学べる海洋体験」をお届けしてきました。

そんな私たちが担うべき責任、「海を楽しむうえでの安全確保や知識の周知」「地域の海洋環境や海の民話などの普及」をより多くの方に発信し、かもめ島へ訪れていただくために実施したのが当イベントです。

【ヴァーチャル・ダイビング】水中ドローンで疑似潜水体験!

普段は磯遊びで賑わうかもめ島ですが、より深い海の中の様子も気軽に楽しめるような海洋体験をお届けしたいと、かもめ島マリンピングが準備を進めてきた「ヴァーチャル・ダイビング」。水中ドローンの操縦を覚えながら、途中、VRゴーグルも着用して疑似潜水体験を楽しめます。

2日間で20名の方が体験し、「クラゲを間近に見られた」「貴重な体験ができた」「私の国でもこんな体験はなかなかできません」と大好評でした。藻場に集まる小魚の群れや、海底に暮らすカシパン・ムラサキウニ・ヒトデなどを、触れられそうな臨場感で観察いただきました。

【マリン・ホイール】テンション全開、海遊び!

海の賑わい創出に不可欠な「ワクワク感」のあるアクティビティを提供するため、大人から子どもまで楽しめそうな水上バルーン体験を準備しました。安全な入り江で楽しむマリン・ホイールは2日間で56名の方に体験いただき、夏目前のビーチは歓声に包まれていました。

夏休み、島の海水浴場開設期間の常設を目指しており、海水浴場終了後には会場を芝生フィールドに移し提供する予定です。

大盛り上がり、海保の皆さんとの交流&職場見学!

ご多忙を承知で地元の海上保安署へ企画提案に伺ったところ、「お子さんたちのためなら!」と快諾いただき実現した、江差海上保安署「海のお仕事」見学勉強会。20名が参加した90分に「巡視船かむい乗船見学」「ハイパー・ライト・クレードル救助法実演」「搭載救助艇乗船体験」「救助ロープ結び教室」など、海の安全教育をギュッと詰め込んだ内容で披露いただきました!

落水から救助まで、即興劇を盛り込んだ「ハイパー・ライト・クレードル救助法実演」は特に大盛り上がり。笑いや楽しさを織り交ぜながら、しっかりと子どもたちの記憶に残す、さすがの手腕でした。

初めて見るカッコいい搭載救助艇への乗船体験で、湾内を一周し締めくくった海保イベント後、子どもたちがキラキラと目を輝かせながら署員のお兄さんたちと交流する姿が印象的でした。

いよいよ始まる江差のSUP聖地化計画、「みんなのSUP体験会」!

以前より愛好者の多い江差町のSUP事情。プロからも「安全かつ安定的な提供が可能な、北海道では希少なロケーション」であるとお墨付きをいただいていました。そこでかもめ島マリンピングでは2022年春から町民をSUPインストラクターとして4名育成。25日に満を持しての一般向けイベントでのデビューを飾りました!

体験会プログラムには町内外から20名の体験希望者が集合。基本動作や安全レクチャーをしっかり体得いただき、いざ洋上へ!

島に守られ常に穏やかなビーチの水面を、ボードを滑らせ進んで行く一行。かもめ島で味わう非日常な景色に、遠くからでも届くほどの歓声が響きます。海の魅力や海流を体感したうえで安全第一をモットーにするSUP愛好者を、これからも増やしていきたいと考えています。

江差に再びカヤックの灯を、「KAYAKを知ろう!洋上GAME」!

数年前までは町教育委員会の海洋イベントで提供していたカヤック。今では教えられる人が町内におらず、体験提供を再開させたくてもできないという小さな町ならではの課題に直面しています。同時に今は安価で空気注入式ボートが購入できる時代、性能・知識不足による事故の発生も懸念されています。

遠く離れたニセコ町などから3名のプロ講師が集結して開催した体験会では、カヤックの特性や独自の危険性などの周知もしっかり実施。そのうえで楽しく、実践の中で技術が身につくように「洋上カヤック鬼ごっこ」「競漕」なども織り交ぜました。

「沖は怖かったけど、洋上からの景色は忘れられない」

海岸から遙か遠くに見えるかもめ島の馬岩・クズレ鼻先端までのクルーズを通して海の偉大さを感じ、畏敬の念と安全遵守の意識を持っていただけたようです。

ビーチでは「海ノ民話」を見ながらのオープンカフェも

かもめ島に残る、ニシン漁での発展を語り継ぐ民話「折居婆さんと鰊(ニシン)」は、日本財団 海ノ民話のまちプロジェクトで映像化されています。大型スクリーンでの上映と海の絶景を楽しんでいただきながら、町産品使用「黒豆茶ラテ」「キウイソーダ」などを味わえるビーチ・カフェ。

出店いただいた地元出身の「たびする珈琲」さんも、これまでに経験のない盛況ぶりと海洋イベントならではの雰囲気を感じながら、カフェを盛り上げてくれました。

地域の海の魅力を民話と絶景を通じてお伝えするこの取り組みを、定期的に開催できるよう調整を進めてまいります。

海ノ民話のまちプロジェクト「折居婆さんと鰊」 https://uminominwa.jp/animation/4576/

参加した子ども・保護者からの声

<ヴァーチャル・ダイビング>
・少し高くても体験したい人は多いと思う
・電池が切れるまで海の中をたくさん見せてもらった

<マリン・ホイール>
・できれば毎週、常設してほしい
・ここだけ外国みたい
・自分の体力を過信していました

<江差海上保安署「海のお仕事」見学勉強会>
・すべての小中学生に必須の授業として体験してもらいたい
・要救助者を見つけたら「大声で助けを呼ぶ」「118番」、もう覚えました
・AEDの設置場所を知ることができました
・海保のお兄さんがかっこよかった
・救助艇は早くて迫力があった

<みんなのSUP体験会>
・今度はじっくり個人クルーズを提供してほしい
・割安な体験会をまた開催してほしい
・スクールがあれば受講したい
・海の美しさが目に焼き付いて、良い思い出になった

<KAYAKを知ろう!洋上GAME>
・海の怖さも感じることができた
・地元ビーチで事故を予防するための、この取り組みは素晴らしい

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:121人