三重県鳥羽市答志島にて、ねやこや海洋教育イベントvol.1「みんなでいそあるき」を開催しました!
三重県鳥羽市の答志島の「ねやこや」が海洋教育イベント「みんなでいそあるき」を開催。島外からも子どもたちが集まり、磯で採取した生き物について鳥羽市水産研究所の岩尾博士から解説を受けたり、地元の海人さんや漁師さんに島の暮らしを教わるなど交流しました。
2023.07.07
ねやこや運営委員会は、6月17日に海の様子や島の暮らしについて学ぶとともに、いつもは異なる場所で過ごす子ども同士がふれあうきっかけづくりを目的として、答志島ならではの海洋教育イベント「みんなでいそあるき」を開催いたしました。本イベントでは、鳥羽市水産研究所から岩尾氏を迎えて磯の生き物について学び、地元の海人さんや漁師さんからは島の暮らしについて教わりました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
答志島白浜の磯場観察と生物採取、岩尾博士(鳥羽市水産研究所)からの解説、ねやこやにて多世代・地域間の交流
日程
2023年6月17日(土)9:30〜16:30
開催場所
答志島白浜ビーチ、ねやこや
参加人数
子ども17名、大学生2名、大人15名
協力団体
鳥羽磯部漁協答志支部、島の旅社、答志小学校、地域のみなさん
「いそあるき」を楽しみながら海について学ぶ
答志地区のみならず、和具地区、桃取地区、そして島外からも子どもたちが集まりました。岩尾博士から観察について注意事項を聞いてから、救命胴衣と軍手をつけ、バケツと網を持って出発しました。石をひっくり返して海藻を動かすと、アワビやサザエなどの貝をはじめ、ウニやヒトデ、カニ、ウミウシ、タツノオトシゴの赤ちゃんなど様々な海の生き物が見つかりました。参加者は、それぞれの生き物について大学生や岩尾博士から解説をしてもらいながら、磯場について学びました。時には子どもたち同士でバケツの中身を自慢しあったり、時には低学年の子どもを高学年の子どもが手伝ってあげたりし、和やかに「いそあるき」を楽しんでいました。採取した生き物たちを磯場に戻してあげる時に、子どもたちは少し残念そうな表情をしていましたが、実際に磯場を歩いて生物を探せた充実感で満足そうな様子でした。
「ねやこや」にていろいろな人とお話しする
みんなで弁当を食べたのち、島内の小学校や路地を案内しながら集いの場「ねやこや」に到着しました。ここは答志島の教育の魅力化のために、地元の皆さんと協力しながら海洋教育を実践している場です。「ねやこや」は子どもたちからお年寄りまで島内のみんなの集いの場となっており、参加した子どもたちは、他の地区の子どもと一緒にお菓子を食べたり、大学生とボードゲームで遊んだりすることができ、地域や世代を越えた交流の機会になりました。岩尾博士が定期船で帰っていく際には、子どもたちは船が見えなくなるまで桟橋で手を降り続けていました。
参加した子ども・保護者からの声
事後アンケートで「これからもイベントに参加しようと思うか」について質問すると、参加者全員が「はい」と回答してくれました。とある小学生からは「魚や貝の名前を知ってもっと知りたくなりました」とコメントをいただき、保護者さんからは「子どもが、『友達も出来たよ』と嬉しそうに話ししてくれました!」と嬉しい連絡もいただきました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:34人