一般社団法人Telacoya921は、だれにとってもとっても良い日に繋げるため、だれもが気軽に訪れることが出来るアクセシブルなビーチを目指して2023年7月9日にとってもモビマット＆モビチェア体験会を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2023年7月9日（日）09:00～12:00
開催場所
一色海岸（神奈川県葉山町）
参加人数
約40名ほど
協力団体
Blue Moon Hayama、特定非営利法人 湘南バリアフリービーチツアーセンター、神奈川県立海洋科学高等学校、一般社団法人サーファーズケアコミュニティNami-nications、TO BEACH CONTINUED

シーズン真っ盛りの葉山町のビーチをだれもに楽しんでもらいたい

“とってもビーチ”は、葉山の海をもっと気軽に誰でもいつでも利用する事が出来るよう、インフラを整備するだけではなく、「利用する私たち自身のマインドを磨いて行こう」という活動を推進するプロジェクトです。昨年に引き続き、海開きに合わせて一色海岸にモビマット（高密度ポリエステル製の特殊なモビリティマット）を設置し、当イベントのために2種類のモビチェア（水陸両用のモビリティ車椅子）を用意して様々な方々をお出迎えしました。お手伝いが必要な方もそうでない方も、気軽な気持ちで遊びに来て欲しいというメッセージをキャッチした参加者は約25名ほど。関係者を合わせて、2歳から77歳まで総勢40名ほどの笑顔溢れるイベントとなり、だれにとってもとっても良い日となりました。当日のイベントの様子は下記、URLよりご参照ください。

YouTube URL：https://www.youtube.com/watch?v=G8fLsW1wiPI

地域の個人・団体・自治体との連携

珍しく南風が強く吹き海のコンディションが心配される中、ライフセーバーと連携することで入水場所を臨機応変に変更し、安全管理を徹底することができました。大好評のモビマットは、昨年に引き続き神奈川県会議員や海の家Blue Moon Hayamaの協力の元、葉山町長や葉山町会議員にも関心を持っていただき、2年目の手応えを感じました。また、今年はモビマットを使ってトイレまでアクセスができるように枚数を追加したことで、車椅子の方がご自身でトイレに行くことができたりなど新たな試みも。進化の様子を当イベントで実感することができ、参加者の方からは感謝のお言葉をいただけました。また、あらゆる障壁にとらわれることなく、すべての人がマリンスポーツを楽しむために活動しているNami-nicationsに参加いただくことでイベントの幅がぐっと広がり、波に乗れたときの素敵な笑顔を沢山見ることができました。昨年から始まった“とってもビーチ”の活動を機に、一色海岸に来ることを楽しみにしてくれている皆さまからの心温まるお言葉に嬉しさを感じると共に、引き続き地域との連携を大事にしながら継続していきます。
 

参加した子ども・保護者からの声

・たくさんのサポートをいただき、娘も楽しいモビチェア体験となりました。ブルームーン（海の家）での時間も最高です。夢のような時間をありがとうございました。
・葉山は海ももちろんですが、とにかく人が最高です！今日もとっても良い一日をありがとうございました！
・家族だけではハードルの高い海もサポートいただくことで、ハードル低くなるんだなあと改めて思いました。
・去年も参加しましたが、今年も楽しみに1年間を家族で過ごしてきました。今日、葉山のビーチに入ることができて、とても嬉しいです。毎年、ここにくるのが一つの楽しみになりました。また来年も是非開催してほしいです。
・ビーチの砂浜がサポートを必要としている方々にとってこんなにハードルの高いものだとは知りませんでした。モビマットの上は普通の道路の上のように自在に動けて、魔法のようでした。
・今年はビーチにあるユニバーサルトイレまでモビマットが延長されていて、車椅子でトイレまでアクセスすることが出来て感動しました。運営の皆さんが考え抜いて活動やアクセスをより良くして下さっていることが伝わりました。ありがとうございました。
・自分が住んでいる千葉にも海がある。でも、今回のように海でサポートを必要としている人たちが、近くの千葉の海ではなく（葉山という遠方の）海まで来ないといけないなんて。どこのビーチでもこのような支援やお手伝いができたらいいのに。
・ボランティアなどは苦手だけど、モビマットのような優れモノを開発するような大人になって皆をハッピーにしたい。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：40人