教えて!海のどうぶつのこと 専門家によるハイブリッドイベントを開催しました!
一般社団法人マナティー研究所は、水族館で出会う動物の自然界での生態についても考えてもらおうと、水族館の獣医師とマナティー研究者によるハイブリッドイベントを開催。海の動物クイズを通じて生きものへの理解を深めてもらいました。
2023.10.06
一般社団法人マナティー研究所は、8月24日(木)に沖縄県にある万座毛活性化施設の協力を得て、水族館の獣医師とマナティー研究者によるハイブリッドイベントを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
沖縄県の万座毛活性化施設の協力を得て、夏休み期間の家族連れや子供を対象に、海の動物について紹介する対面とYoutube配信のハイブリッドイベントを開催しました。
日程
2023年8月24日
開催場所
沖縄県万座毛活性化施設
参加人数
対面 9名 / 配信視聴者 約200名
協力団体
万座毛活性化施設
海の動物の専門家に直接質問できる機会に
今回のイベントには、沖縄美ら海水族館の獣医師、植田啓一氏と、京都大学野生動物研究センター/マナティー研究所の菊池夢美の2名が登壇しました。参加者からの質問に応えながら、海の動物クイズをして、生きものへの理解を深めていきました。参加者の中には、事前に聞きたいことをノートにメモして準備をしてくれている子もいました。
「マナティーの赤ちゃんの生まれた時の大きさは?」
「イルカやマナティーは夢をみますか?」
「マナティーのおっぱいはどこでしょうか?」
水族館でみていても、なかなか分からない色んなことを質問できる貴重な機会となりました。
海と日本プロジェクトの一環として開発したマナティーCGを使用して解説している様子
水族館の生きものの幸せってなんだろう?
参加者からは、水槽で暮らす海の動物についての質問もありました。水槽で1頭だけだと寂しくないですか?という質問は、これまでにもいくつか受けたことがあります。水族館の獣医師とフィールド研究者のそれぞれが、じっくりと応えていきました。
水族館で何気なく動物を見るだけでなく、動物に会うことで彼らの自然での生態についても考えてもらいたい、と考えて私たちは専門家を招待したイベントを開催しています。今回は、沖縄の水族館の獣医師との対談だったので、配信イベントも同時開催しました。
参加した子ども・保護者からの声
・イルカの鼻から鼻水が出るのには驚いた
・イルカの赤ちゃんがどうやってミルクを飲むのか、見てみたい
・マナティーの赤ちゃんが生まれた時から大きくてすごいと思った
・研究している方、飼育している方しか知らない貴重なお話が聞けるので今後も参加したい
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:209人